こんにちは。
Preshineの有田絵梨です。
「専業主婦から起業した10年の記録」。
前回の記事では、
東京から地元・熊本へ戻り、
コロナ禍でオンラインビジネスの需要が一気に高まり、
年商1000万円、2000万円、3000万円と事業が伸びていった頃のことを書きました。
法人化して、事務所も借りて。
ありがたいことに、たくさんの方に知っていただけるようにもなりました。
でもその一方で、
私はいつの間にか
「もっと先へ行かなきゃ」
と思うようになっていました。
3000万円の次は5000万円。
その次は1億円。
誰かに言われたわけでもないのに、
「私を見てくれている方たちに、もっと先の未来を見せなければ」
と、自分で自分を追い込んでいたんです。
そしてある週末。
夫が単身赴任先から帰ってきているのに、
娘をお願いして、
私は一人、事務所でYouTubeや講座動画を撮っていました。
撮影が終わって、
オフィスビルの空調の音だけが
サーッと聞こえた瞬間。
突然、
「私、何してるんだろう」
と思いました。
あの日から、
少しずつ私の働き方は変わっていきました。
私にとって一番大切なのは、家族だった
改めて考えてみると、
私が会社員を辞めた理由も、
起業した理由も、
ずっと家族とつながっていました。
結婚した時、
土日もお正月も仕事という生活から離れて、
家族で暦通りに休める暮らしをしたいと思った。
娘が生まれた時、
母親だけではない自分の人生も大切にしたいと思った。
夫が転勤族だから、
場所に縛られない働き方をつくりたいと思った。
それなのに、
気づけば私はまた、
仕事を中心に人生を組み立てるようになっていました。
もちろん、
仕事は大好きです。
お客様と話すことも、
ビジネスを考えることも、
今でも大好きです。
でも、
私にとって一番大切なものは何かと聞かれたら、
答えはやっぱり、
家族なんです。
家族があって、
その上に仕事がある。
私は、この順番を間違えると
一気に崩れる人なんだと分かりました。
事務所を手放しました
あの日から約1年ほどかけて、
少しずつ働き方を見直していきました。
そして事務所も手放しました。
今は、自宅を中心に仕事をしています。
以前の私は、
事務所を借りること。
法人化すること。
売上を伸ばすこと。
事業を大きくすること。
そういうことが
「前に進んでいる証拠」のように
感じていた部分もあったと思います。
でも今は、
規模を大きくすることだけが
成長ではないと思っています。
自分にとって必要のないものを
手放せるようになることも、
大切な成長の一つです。
今は「家族時間」「自分時間」「仕事」の全部を大切にしています
今の私は、
家族との時間も、
自分自身の時間も、
仕事の時間も、
どれか一つを犠牲にするのではなく、
全部大切にしたいと思っています。
そして仕事では、
本当に一緒に働きたいと思える
理想のお客様と仕事をしています。
私がよく掲げているのが、
「1日4時間×週3日の働き方で、会社員以上の収入」
という言葉です。
以前は、
たくさん働くことと、
売上を伸ばすことが、
どこかセットになっていた時期もありました。
でも今は、
働く時間を増やすのではなく、
何に時間を使うか
の方がずっと大切だと思っています。
私が「仕組み化」を教えているのは、効率化のためではない
私は今、
クライアントのビジネスに
仕組み化を取り入れるサポートをしています。
でも、
「もっと効率よく仕事をしましょう」
と教えているわけではありません。
効率よく、
たくさん仕事をこなせるようになることが
目的ではないんです。
私が仕組み化によってつくりたいのは、
余白です。
24時間の中の余白。
そして、
頭の中の余白。
毎回ゼロから考えなくていいことは、
仕組みにしておく。
同じ作業を何度も繰り返しているなら、
やり方を見直す。
自分がやらなくてもいい仕事は、
手放していく。
そうすると、
「今日何を投稿する?」
「次は何をしなきゃ?」
という目の前の作業だけではなく、
もっと大切なことを考えられるようになります。
ビジネスで一番大切なのは、お客様を考える時間
余白ができたら、
私は何をしたいのか。
ここがとても大切です。
暇になりたいわけではありません。
空いた時間に、
また仕事を詰め込みたいわけでもありません。
その余白で、
お客様のことを考えたい。
今、何に困っているんだろう。
どんな言葉なら届くんだろう。
このサービスは本当に必要なんだろうか。
もっと喜んでもらうには
何を変えたらいいんだろう。
そんなことを想像する。
仮説を立てる。
行動してみる。
反応を見る。
そして、また考える。
私はこの積み重ねこそが、
ビジネスを飛躍させる上で
一番大切だと思っています。
売上が爆発的に上がる
秘密の方法があるわけではありません。
誰かの成功パターンを
そのまま当てはめればいいわけでもありません。
自分のお客様を見て、考えて、行動して、検証する。
結局は、
その積み重ねなんですよね。
AIが入って、さらに稼働時間は短くなりました
そして今は、
AIも仕事にかなり取り入れています。
AIを使うようになってから、
さらに稼働時間は短くなりました。
正直、
「今日、ちょっと暇だな」
と思う日もあります(笑)
でも私は、
AIを使って仕事を速く終わらせること自体に
それほど価値を感じているわけではありません。
大切なのは、
AIによって生まれた時間を、何に使うのか。
だと思っています。
例えば、
AIを使って30分の作業が5分になった。
その25分で、
また投稿を3本作るのか。
それとも、
お客様のことを25分考えるのか。
私は後者を選びたい。
だから私にとってAIも、
仕組み化と同じです。
考えるための余白を生み出す手段。
なんです。
仕事は「世のため、人のため」。でも、その仕事をするのは自分
私は、
ビジネスは
「世のため、人のため」
だと思っています。
自分が輝きたいから。
自分を変えたいから。
好きなことをやりたいから。
それだけでは、
事業としては続きません。
お客様がいて、
その方に価値を届けて、
対価をいただく。
そこまでやって初めて、
ビジネスになります。
でも。
その仕事をするのは、
自分なんですよね。
だからこそ、
自分自身が何に満たされるのか。
どんな環境なら心地いいのか。
どんな日常を送りたいのか。
そこも、
同じくらい大切だと思っています。
誰かが年商1億円を目指しているからといって、
自分も1億円を目指さなければいけないわけではありません。
誰かが毎日働いているからといって、
自分もそうする必要はありません。
逆に、
もっと大きな事業をつくりたいなら、
それを選ぶのも素敵なことです。
大切なのは、
自分が何を望んでいるのかを、自分で分かっていること。
そこに他人の正解はありません。
私が今、一緒につくっているもの
だから今の私は、
クライアントの方に、
「これをやれば成功します」
という答えを渡しているわけではありません。
その方が、
どんな人生を送りたいのか。
誰に何を届けたいのか。
どんな働き方をしたいのか。
今のビジネスのどこに課題があるのか。
そこを一緒に言葉にしていきます。
そして、
必要な仕組みをつくり、
必要ならAIも使い、
その方自身がお客様を考えられる余白をつくる。
私は今、
そんなビジネスづくりをサポートしています。
結局、自分の答えは自分の中にある
ここまで10年近く仕事をしてきて、
私は何度も外に答えを探してきました。
もちろん、
外から学んだからこそ
知ることができたこともたくさんあります。
でも、
自分は何を大切にしたいのか。
どんな仕事がしたいのか。
どんな人生を送りたいのか。
その答えは、
誰かに決めてもらうことはできませんでした。
年商3000万円を達成した時ですら、
私は自分の答えを見失いかけました。
だから今は、
何か新しい方法を探しに行く前に、
まず一度、
自分の内側を見てみる。
そこから始めることを
とても大切にしています。
家族があって、
自分がいて、
その上に仕事がある。
そして余白があるからこそ、
お客様のことを、
もっと深く考えられる。
今の私にとっては、
この働き方がとても心地いいです。
そしてきっと、
これから先も
仕事や家族の状況によって
また変わっていくと思います。
その時はまた、
自分に問いながら
つくり直せばいい。
今はそう思っています。
専業主婦から起業した10年の記録
この連載では、
専業主婦だった私が
Webデザイナーとして開業し、
ままごと起業だった時期を経て、
コンサルティングを学び、
月商200万円、
法人化、
年商3000万円、
そしてその先で
自分の働き方をつくり直すまでを綴っています。
成功する方法を伝えるための連載ではありません。
誰かの正解を、
そのまま真似してほしいわけでもありません。
私の10年を通して、
「私はどうしたいんだろう?」
と、ご自身の仕事や人生について
少し考えていただけたら嬉しいです。
有田絵梨
Preshine