こんにちは。有田絵梨(ERI)です。
私は現在、女性経営者の方を中心に、マーケティングやセールス、Web集客などのコンサルティングを行っています。
2026年10月、25期まで続けてきた「Webスタイリング講座」が最終日を迎えます。
講座の中で、皆さんにこんな問いかけをしました。
「なぜ、あなたはこの世界で仕事をしているのですか?」
皆さんお一人おひとりのストーリーを伺いながら、私自身も改めて考えました。
なぜ私は、この仕事をしているのだろう。
家族との時間を大切にしたいから?
自分らしく働きたいから?
女性経営者の皆さんをサポートしたいから?
どれも本当です。
でも、一番根っこにある理由は別にあります。
私がコンサルタントを続けている最大の理由は、過去の自分へのリベンジです。
今日は、これまであまり詳しく話してこなかった、私自身の失敗と後悔について書こうと思います。
会社員時代、私は天狗でした
私は以前、アパレル企業でエリアマネージャーをしていました。
担当していたのは7店舗、約30名のスタッフさんたち。
毎日のように飛行機や新幹線に飛び乗って、各店舗を巡回していました。
当時の私は、いわゆる「バリキャリ」である自分に酔いしれていたんです。
飛行機のマイルはどんどん貯まって、毎週のように高級ラウンジで過ごす。
20代の小娘に、CAさんがわざわざご挨拶に来てくださる。
なんだか、そんな自分に酔っていました。
でも、実際の仕事ではどうだったのか。
私は、自分のことしか考えていませんでした。
7店舗、30名の部下一人ひとりと、心から向き合っていなかったのです。
売上が落ちれば怒る。
売上が上がっても褒めない。
それが当たり前だと思っていました。
本当に、何様だったんでしょうね。
今振り返ると、私はマネージャーという立場にいながら、一番大切な「人」を見ていなかったのだと思います。
部下との信頼関係を失い、逃げるように退職した
気づいた時には、もう遅かったんです。
店長やスタッフさんたちとは、心から会話をすることができなくなっていました。
私を飛び越えて、さらに上の上司に直接報告がいく。
上司から怒られても、もうどうすることもできませんでした。
いつものように店舗を巡回すると、突然、違うエリアのマネージャーが来ていました。
店長たちはそのマネージャーと話をして、私はまるでいないものとして扱われる。
惨めでした。
消えてしまいたかった。
でも、そうしたのは私です。
自分で信頼関係を壊してしまったのです。
そして結局、私は結婚を理由に、逃げるように会社を辞めました。
退職してからも、2年間悪夢を見続けた
会社を辞めれば、すべて終わると思っていたのかもしれません。
でも、そうではありませんでした。
退職してから約2年間、私は悪夢にうなされました。
スタッフさんたちから総攻撃に遭う夢です。
大げさに言っているわけではなく、本当に毎日でした。
仕事を辞めても、私の中では何も終わっていなかったんですね。
でも、ある時から、その夢をぱたっと見なくなりました。
3度目の妊娠の時です。
それまでに2度の流産を経験しましたが、3度目の妊娠で無事に娘を出産することができました。
それまでの私は、激しい後悔の中で生きていました。
でも、娘が生まれてからは、
この子に幸せな日々を過ごしてほしい。
そして、こんなにもかけがえのない家族のために、私も前を向いて生きていきたい。
そう思うようになりました。
過去は消せない。亡くなったスタッフへの後悔
それから数年が経ち、当時のスタッフさんの一人が、乳がんで若くして亡くなりました。
その知らせを聞いて、一気にまた激しい後悔が襲ってきました。
彼女の仕事人生の一部を、私は苦しめていたんじゃないか。
私がいなければ、もっと楽しく仕事ができたんじゃないか。
彼女はいつも笑顔で、私に明るく接してくれていました。
でも私は、彼女に笑顔で接することができていただろうか。
いや、できていなかった。
最後に会った日も、私は日頃の愚痴ばかり言っていた気がします。
振り返れば振り返るほど、後悔ばかりが増えていきました。
しばらく、本当にしんどかったです。
また一気に、あの頃の暗闇に引きずり込まれるようでした。
でも、やっぱりどれだけ後悔しても、何も変わらないんですよね。
過去に戻ることはできない。
彼女にもう一度会って、謝ることもできない。
あの頃の自分がしたことを、なかったことにはできません。
だからこそ、これからどう生きていくのか。
そこに向き合うしかないと思いました。
私がコンサルタントとして働く理由は、過去へのリベンジ
私は、私のためにこの仕事をしています。
リベンジなんです。
私のリベンジなんかに、またクライアントの皆さんを巻き込んで、本当に申し訳ないと思っています。
でも、あの時一人ひとりに向き合えなかった分、私は今、クライアントの皆さん全員と一人ひとり真摯に向き合いたい。
そう思っています。
だからこそ、
一人ひとりと向き合えなくなるキャパでは仕事をしない。
そう決めています。
私は現在、週3日、午前中を中心に仕事をしています。
もちろん、家族との時間や自分の時間を大切にしたいという理由もあります。
でも、それだけではありません。
限られた時間の中で、目の前のクライアントの皆さんとしっかり向き合いたい。
仕事を増やすことよりも、自分が責任を持って向き合えることを大切にしたいのです。
ZOOMを閉じた後も、反省することがあります
それでも、やっぱり、
今日はちゃんと向き合えていただろうか。
一方的な意見の押し付けをしていなかっただろうか。
ZOOMを閉じてからも、そんなことばかり考えています。
そして同じように、クライアントの皆さんも、ZOOMを閉じた後にモヤモヤしていないだろうか。
私の言葉で嫌な思いをしていないだろうか。
反省することも多々あります。
でも、そんな時はまたクライアントの皆さんと話をして、コミュニケーションを取っていきたい。
今はそう思うのです。
強く見せることに必死だった私が、弱さを認められるようになるまで
あの頃の私は、批判されることが怖くて、強く見せようと必死でした。
つま先で立っているような感覚で、
誰かにふっと押されたら、一気に崩れてしまいそうなのに、
まるで鉄の壁のように、自分を見せていました。
でも、今はそんなことはしていません。
私にはダメなところもあります。
だからこそ、クライアントの皆さんに甘えていることもあると思います。
もちろん、仕事としての責任はあります。
でも、完璧な人間である必要はないと思っています。
間違えたら反省する。
伝わらなかったら、もう一度話す。
お互いの思いがすれ違ったら、またコミュニケーションを取る。
あの頃の私は、批判されないように自分を守ることばかり考えていました。
今は、自分の弱さも認めながら、人と向き合っていきたいと思っています。
私はこの世界で、仕事だけでなく人生をやり直している
私は、この世界でやり直しています。
働き方だけではありません。
人としての生き方を。
私がこの世界で仕事をしている本当の理由は、ここにあります。
人としての成長。
皆さんに家族との時間や、自分の時間も楽しんでもらいたい。
それはもちろん本当です。
でも、それは私の思いの表面的な部分でもあります。
一番の本音は、過去の自分へのリベンジなのです。
あの頃の自分にはできなかったことを、今度こそやりたい。
一人ひとりと真摯に向き合いたい。
そして私自身も、人として成長していきたい。
そんな思いで、今の仕事を続けています。
過去は変えられません。
どれだけ後悔しても、やり直すことができないこともあります。
でも、これからの自分がどう仕事をしていくのか、どう人と向き合っていくのかは、自分で選ぶことができます。
私にとってコンサルタントという仕事は、単にマーケティングやセールスを教える仕事ではありません。
かつて人との信頼関係を築けなかった自分が、もう一度、人と向き合うことを学ぶ場所でもあります。
これが、私がこの世界で仕事をしている本当の理由です。
私の失敗も、これからの仕事も
2026年10月、Webスタイリング講座は25期をもって終了します。
これまで出会ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
この講座を通じて、私自身もたくさんのことを学ばせていただきました。
今後も形を変えながら、女性経営者の皆さんの仕事と人生に向き合っていきたいと思っています。
私には、まだまだダメなところがあります。
反省することもあります。
でも、その度にまた考えて、話をして、前に進んでいきたい。
これからも私自身のリベンジは続きます。
そして、これから出会う皆さんとも、一人ひとり真摯に向き合っていきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
有田絵梨
