「なんか、しっくりこないんですよね。」
個別セッションやサロンで、そんな言葉をよく聞きます。
ホームページはある。更新もしている。デザインも、それなりに整えた。なのに、なぜか自分のビジネスとズレている気がする。見ていてテンションが上がらない。「これを人に見せたい」と思えない。
ホームページがしっくりこない、という感覚を放っておくと、少しずつビジネスの可能性を狭めることになります。
でも安心してください。「しっくりこない」には、ちゃんと理由があります。そしてその原因のほとんどは、デザインではありません。
この記事では、女性起業家のホームページがしっくりこない本当の理由と、何から整えるべきかをお伝えします。
「ホームページがしっくりこない」の正体は3つある
長年、多くの女性起業家のWebメディアをサポートしてきた中で、「ホームページがしっくりこない」という状態には大きく3つのパターンがあると感じています。
① 言葉が、自分のものになっていない
ホームページを作るとき、制作者に文章を書いてもらったり、テンプレートをもとに埋めていくことがあります。
見た目は整っている。プロが書いた文章だから変ではない。でも読んでいて「なんか、私じゃない気がする」。
その違和感は正解です。
誰かが書いた言葉は、どれだけ上手くても、あなたの言葉ではありません。そして読んだ人には、その違和感がじんわり伝わります。
「この人はどんな人なんだろう」「この人に頼んだら、どんな関わり方をしてくれるんだろう」
お客様はサービスだけでなく、あなた自身を見ています。あなたの経験から生まれた言葉、お客様と向き合ってきた時間から生まれた言葉が、ページの中にあるかどうかが大切なのです。
うまい文章よりも、あなたの言葉の方が、読んだ人の心には届きます。
② 今のビジネスに、サイトが追いついていない
起業してから、少しずつビジネスが変わってきた。サービスの中身が深くなった。ターゲットが明確になってきた。自分の強みが以前よりずっとわかってきた。
なのに、サイトは2〜3年前に作ったまま。
これは、とてもよくある状態です。
ビジネスは生きているので、当然成長します。でもサイトは、意識して更新しないと作った当時のまま止まっています。
結果として、今のあなたのビジネスの価値と、サイトから伝わっている印象が釣り合わなくなります。
「なんか安っぽく見える気がする」「今の私のサービスの価値が伝わっていない気がする」「以前とお客様のステージが変わってきたのに、サイトが昔のまま」
そう感じているなら、それはビジネスが成長した証拠でもあります。サイトを作り直すのではなく、今のビジネスに合わせて「育てていく」という感覚が必要です。
③ ページはあるけど、導線がない
「ホームページを作った」と言っても、ページが存在しているだけという状態も非常に多いです。
トップページがある。サービスページがある。プロフィールページがある。でも、それぞれがバラバラで、読んだ人が「次にどこへ行けばいいのか」がわからない。
ホームページは、ただ情報を置く場所ではありません。
理想のお客様に出会って、知ってもらって、信頼してもらって、自然に「この人に頼みたい」という気持ちになってもらう流れ、つまり「導線」が設計されていなければ、どれだけ綺麗なページを作っても集客につながりません。
ホームページがしっくりこない、機能していない感じがする、という状態の多くは、この導線のなさが原因です。
なぜデザインを変えても解決しないのか
「ホームページがしっくりこない」と感じると、つい見た目に原因を求めてしまいます。
「もっとおしゃれなテーマにすれば」「プロにデザインしてもらえば」「写真を撮り直せば」
もちろん、デザインや写真が与える印象は大切です。でも、言葉が自分のものになっていなければデザインを変えても同じ違和感が残ります。今のビジネスと中身がズレているなら、見た目を整えても本質は変わりません。導線がなければ、どれだけ美しいサイトを作っても集客につながりません。
実際に、デザイナーさんにお願いして綺麗なサイトを作ってもらったのに「なんか思ってたのと違う」「雰囲気はいいけど反応がない」という声をよく聞きます。
それはデザイナーさんが悪いわけでも、あなたのセンスの問題でもありません。デザインより先に整えるべき「言葉・構造・導線」が、まだできていなかっただけです。
デザインは最後の仕上げです。土台が整ってから、はじめてデザインが活きます。
ホームページが安っぽく見える・反応がない本当の理由
「サイトが安っぽく見える」「ビジネスの価値が伝わっていない気がする」という悩みも、根本は同じです。
安っぽく見える原因は、多くの場合「今のビジネスの価値と見え方が釣り合っていないこと」にあります。
サービスの内容は本当に価値があるのに、それを言葉で表現できていない。プロフィールを読んでも、この人がどんな専門家なのかわからない。お客様の声はあるけど、どんな変化が起きたのか伝わらない。
ビジネスの価値が伝わらないのは、価値がないからではありません。価値が言葉になっていないからです。
AI時代に、ホームページがしっくりこない問題が重要になる理由
最近、こんな話を聞くようになりました。
「新しいサービスを探すとき、ChatGPTに聞いてみた」「誰かに頼む前に、AIで調べてから決めた」
AIは、Web上に存在している情報をもとに「この分野ならこの人」と判断しています。
私自身、2〜3ヶ月に1回ほど「AIに絵梨さんを勧められました」と言われることがあります。これは偶然ではなく、長年Web上に言葉・専門性・導線を積み上げてきたからだと感じています。
言葉が曖昧なまま、導線がバラバラ、今のビジネスとズレた状態では、AIにも理想のお客様にも正しく伝わりにくくなります。
ホームページがしっくりこないという感覚を放置しておくことは、AI時代においてビジネスの可能性を狭めることでもあります。
何から整えればいいのか。順番があります
「わかった。でも具体的に何をすればいい?」
整える順番があります。
① まず言葉を整える
誰に向けているのか。どんな悩みを解決できるのか。なぜこの仕事をしているのか。どんな未来に導きたいのか。頭の中にあるものを、あなたの言葉で外に出すところから始まります。
② 次に構造と導線を整える
理想のお客様が「知る→興味を持つ→信頼する→申し込む」という流れをサイト上に設計します。
③ 最後にデザインを整える
言葉と構造が整ってはじめて、デザインが活きます。
この順番を逆にすると、何度やり直しても「ホームページがしっくりこない」が続きます。
まとめ
- ホームページがしっくりこない原因は、ほぼデザインではない
- 「言葉が自分のものになっていない」「今のビジネスにサイトが追いついていない」「導線がない」の3パターンがほとんど
- デザインを変えても、土台が整っていなければ解決しない
- AI時代は、Web上の言葉・導線・構造が整っている人ほどAIにも見つけてもらいやすくなる
- 整える順番は「言葉 → 構造・導線 → デザイン」
よくある質問
ホームページがしっくりこないのはセンスの問題ですか?
センスの問題ではありません。ほとんどの場合、言葉・構造・導線のいずれかが整っていないことが原因です。デザインより先に整えるべき土台があります。
デザイナーさんに依頼したのにしっくりきませんでした。なぜですか?
デザイナーさんは見た目を作るプロですが、あなたのビジネスの言葉・導線・構造まで設計するのは別の専門領域です。依頼前に言葉と構造を整えておくことで、デザイナーさんの力が最大限に活きます。
ホームページが安っぽく見える原因は何ですか?
今のビジネスの価値と見え方が釣り合っていないことが多いです。サービスの価値が言葉になっていない、プロフィールに専門性が伝わらない、などが主な原因です。
性起業家がホームページで失敗しやすいパターンは?
①まずデザインから考える、
②制作者に文章も丸投げにする、
③作って終わりにする、
の3つが多いです。
言葉と導線を自分で整えることが、長期的に機能するホームページへの近道です。
何から始めればいいかわかりません。
まず「誰に向けているのか」「どんな悩みを解決できるのか」を言葉にするところから始めてください。それが整うと、サービスページもプロフィールも書きやすくなります。
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