セールス・ビジネス設計 プレシャインラボ

好きなことを仕事にして続けるために必要な「経営」の視点

「好きなことを仕事にしたい」

個人で仕事を始める方の多くが、
一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

私のクライアントさんにも、

画家さん、
ピアノ講師、
オンライン秘書、
コーチ、
コンサルタント、
アイシングクッキー講師、
インテリアコーディネーター、
親子コーチなど、

自分の好きなことや得意なこと、
これまで培ってきた経験やスキルを活かして
仕事をしている方がたくさんいらっしゃいます。

私自身も、
Webの仕事から始まり、
現在は個人でビジネスをする女性のサポートをしています。

こうした働き方を続けてきて、
最近改めて感じていることがあります。

それは、

好きなだけでは、仕事にはならない。
でも、好きじゃないと続けられない。

ということです。



だからこそ必要なのが、

好きなことを、きちんとビジネスとして成立させ、続けていくための「経営」

だと思っています。


好きなことを仕事にしたら、私たちは「経営者」になる

先日、画家として活動されている
クライアントさんとの個別コンサルがありました。

その方は、

会社員をしながら画家として活動を始め、

「会社員以上の収入を得る」

という目標も実際に達成されてきた方です。

まさに、

「好きなことを仕事にする」

を実現してこられた方なんですよね。

ところが、その日のコンサルの後半で
私たちが話していたのは、

絵の描き方でも、

Instagramの発信方法でも、

ホームページの作り方でもありませんでした。

年間でいくら売上を作りたいのか。

経費はいくらかかっているのか。

利益はいくら残したいのか。

そのために、
何をどれくらい販売する必要があるのか。

仕事が少ない時期があっても
安心して活動を続けるためには、

どのくらいのお金を
手元に残しておきたいのか。

そんな話です。

その中で私は、

「画家さんであっても、
コンサルタントであっても、

一人で事業をしている以上、
自分の事業の経営者なんですよね」

とお伝えしました。

そして自分で話しながら、

ああ、私が教えたいのはこれなんだ。

と、とても腑に落ちたんです。

「好き」と「ビジネス」は、どちらかを選ぶものではない

好きなものを仕事にすると、

どうしても

「お金のことばかり考えたくない」

「好きなものまで売上で考えたくない」

と思うことがあるかもしれません。

特に、

作品を作る方や、

人に何かを教える方、

自分の経験や想いを価値として届けている方ほど、

数字とは少し距離を置きたくなることもあると思います。

でも、

仕事として続けていきたいのであれば、

売上や利益から
完全に目を背けることはできません。

画家さんなら、

好きな絵を描き続けたい。

ピアノ講師なら、

大好きな音楽を
生徒さんに伝え続けたい。

コーチやコンサルタントなら、

自分が大切だと思うことを
必要としている方へ届け続けたい。

どれも素敵な仕事です。

でも、

その仕事を続けられなくなってしまったら、

届けたくても
届けられなくなってしまいます。

だから私は、

「好き」か「売れる」かを選ぶ必要はない

と思っています。

好きなものを、

お客様が必要としている形に整え、

きちんと届け、

対価をいただき、

利益を残し、

また次の仕事につなげていく。

そこまで作るのが
ビジネスです。

個人事業主にとって「経営」とは何か

「経営」と聞くと、

会社を大きくしたり、

社員を何十人も雇ったり、

何億円という売上を作ったり、

難しい経営指標を分析したりすることを
想像する方もいるかもしれません。

でも、

個人事業主や一人起業にとっての経営は
もっと身近なものです。

例えば、

今年はいくら売上を作りたいのか。

そのためには
何人のお客様が必要なのか。

今のサービス価格で
その目標は達成できるのか。

売上から経費を引いたら
いくら利益が残るのか。

自分は週に何日、何時間働きたいのか。

その時間の中で
何を優先するのか。

反対に、
何をやらないのか。

来年もこの仕事を続けるために
今年何を整えておく必要があるのか。

こうしたことを考え、
決めていくことも、

すべて経営です。

売上だけではなく「利益を残す」ことも考える

個人で仕事をしていると、

どうしても

「月商〇〇万円」

「年商〇〇万円」

という売上に目が行きがちです。

もちろん、
売上を作ることは大切です。

でも、

売上が大きければ
必ず安心できるわけではありません。

経費が多ければ、
手元にはほとんど残らないかもしれません。

毎年たくさん売らなければ
生活できない状態なら、

常に

「来月も売らなければ」

というプレッシャーを
抱えることになります。

だから、

いくら売るのかだけではなく、

いくら残すのか。

ここまで考える。

そして、

仕事が少ない時期があっても
すぐに不安にならないように、

少しずつ事業のお金を残していく。

これも、
好きな仕事を長く続けるために必要な経営だと思っています。

好きな仕事を諦めないために、数字を見る

私はもともと
アパレル企業で店長やマネージャーをしていました。

お客様と接することも、

スタッフと一緒にお店を作ることも、

ファッションも、

私は好きでした。

でも、

好きだからこそ、

毎日きちんと数字も見ていました。

目標はいくらなのか。

今いくら売れているのか。

あといくら必要なのか。

客数はどうなのか。

客単価はどうなのか。

数字を見る時間と、

目の前のお客様に向き合う時間は、

私の中では別のものです。

数字を見ながら
お客様に商品を押し売りするわけではありません。

経営者として数字を確認する。

その上で、

目の前のお客様には
きちんとお客様として向き合う。

両方が必要なんですよね。

これは、
一人でビジネスをしている今も同じです。

好きな仕事を諦めるために数字を見るのではなく、
好きな仕事を諦めないために数字を見る。

私は、
この感覚をもっと伝えていきたいと思っています。

働く時間を増やす以外にも、売上を作る方法はある

そしてもう一つ、

私が「経営」を大切にする理由があります。

それは、

私たちには
仕事以外の人生もあるからです。

子どものこと。

家族のこと。

自分の時間。

体力。

年齢。

親のこと。

暮らしの変化。

仕事だけに
すべての時間を使えるわけではありません。

私自身、
現在は基本的に週3日くらいで仕事をしています。

娘の夏休みも、

「娘がいるから仕事ができない」

という感覚ではありません。

せっかく夏休みだから、

一緒に出かけたり、

平日に遊びに行ったり、

ゆっくり過ごしたりしたい。

それができることも、

私がこの働き方を選んでいる
大きな理由の一つです。

だから、

売上を上げたいから
働く時間をどんどん増やす。

という方法だけではなく、

自分が大切にしたい時間を確保しながら、
どうやって必要な売上と利益を作るのか。

そこを考える必要があります。

例えば、

サービス内容を見直す。

単価を考える。

個別対応だけではなく
複数の方へ届けられる形を作る。

集客の仕組みを整える。

Webに働いてもらう。

AIを活用して
自分がやらなくてもいい仕事を減らす。

こうしたことも、
すべて経営の一部です。

集客・Web・AIは、経営のための「手段」

私はこれまで、

集客、

サービス設計、

言語化、

Web、

仕組み化、

AI活用など、

さまざまなことを
クライアントさんにお伝えしてきました。


でも今回のコンサルを通して、

改めて感じました。

私は、

Instagramの使い方を
教えたいわけではない。

ホームページを作れる人を
増やしたいだけでもない。

AIを使えるようになってほしい
だけでもない。

これらは全部、

自分の好きな仕事を、
ちゃんとビジネスとして成立させるための手段

なんですよね。

集客だけできても、

サービスが成立していなければ
ビジネスは続きません。

サービスが良くても、

必要な人に知られなければ
売上にはつながりません。

売上があっても、

自分が働き続けなければ
すべて止まってしまうなら、

生活との両立が難しくなるかもしれません。

だから、

一部分だけではなく、

自分のビジネス全体を見る。

私はこれから、
そこをもっと伝えていきたいと思っています。

好きなことを「続けられる仕事」にしていく

「好きなことを仕事にする」

という言葉は、
とても魅力的です。

でも、

私はそこを
ゴールにはしたくありません。

好きなことを仕事にした、その先。

必要としてくださるお客様がいる。

きちんと価値を届けられる。

対価をいただける。

利益が残る。

自分の生活も大切にできる。

そして、

来年も再来年も
その仕事を続けていける。

そこまで作って初めて、

「好きなことが仕事になった」

と言えるのではないでしょうか。

好きなだけでは、仕事にはならない。

でも、

好きじゃないと、続けられない。

だから私は、

好きなものを、
ちゃんとビジネスにしていくための

「経営」を伝えていきたい。

最近、
私がこれからやっていきたいことが

また一つ、
はっきりと言葉になりました。

Hさん、私にとっても大切なことを学べた時間でした。

いつもありがとうございます。

  • この記事を書いた人

有田 絵梨

1983年、熊本県生まれ。青山学院大学 経営学部卒。

ブライダル・アパレル業界を経て、2017年より女性起 業家のWeb集客をサポート。これまで400名以上の実績。「Webスタイリスト®」として、理想のお客様と つながるWebメディアづくりを支援。

初著書『おうちコンサルタントの始め方』出版。

■家族:夫・10歳の娘・愛犬との3人1匹家族
■趣味 :ジャズダンス・ホットヨガ

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