BUSINESS RE:START REPORT

フリーランスの仕事の探し方と作り方|「できる仕事」と「自分の仕事」は違う

今日は、RE:START 60で初めましてのお客様との個別セッションがありました。

これまで学んできたスキルやお仕事の経験を伺いながら、これからどのように働いていくのか、一緒に考える60分。

その中で、改めてお伝えしたことがあります。

それは、「できる仕事を探す」ことと「自分の仕事をつくる」ことは、似ているようでまったく違うということ。

フリーランスとして仕事を始めたい方や、すでに活動しているものの、なかなか思うように仕事につながらない方にも、ぜひ考えていただきたいテーマです。

フリーランスで仕事が見つからないとき、考えたいこと

Webデザインを学んだから、デザインの仕事を探す。

動画編集ができるようになったから、動画編集の案件に応募する。

SNS運用を学んだから、運用代行のお仕事を探す。

もちろん、何も間違っていません。

学んだスキルを実際のお仕事で使い、経験を積んでいくことは、とても大切です。

ただ、何度応募しても採用されなかったり、思うような仕事が見つからなかったりすると、

「まだスキルが足りないのかな?」

「もっと勉強した方がいいのかな?」

と考えてしまう方も少なくありません。

今日のセッションでも、そんなお話がありました。

でも私は、そこで新しいスキルを身につけることだけをおすすめしたいわけではありません。

そもそも、自分はどんな働き方をしたいのか。

そして、どんな仕事をしていきたいのか。

一度、そこに立ち返ってみてほしいのです。


「できる仕事を探す」と「自分の仕事をつくる」の違い

この二つは、どちらもフリーランスの働き方ですが、仕事の考え方が異なります。

できる仕事を探す

すでに誰かが募集している仕事に対して、自分のスキルを提供する働き方です。

例えば、Webデザインの案件に応募したり、企業のSNS運用を業務委託で請け負ったり。

仕事内容や報酬、納期などがあらかじめ決められていることも多く、その条件に自分が合うかどうかで判断されます。

もちろん、仕事を探して受注することは立派なビジネスです。

私自身も、2017年にWebデザイナーとして独立した頃は、制作のお仕事からスタートしました。

実際のお客様と関わることで、学校では学べない経験をたくさん積むことができました。

自分の仕事をつくる

一方、自分の仕事をつくるというのは、少し考え方が違います。

「私には何ができるだろう?」

という視点だけではなく、

「私は誰を幸せにしたいのだろう?」

というところから考えていくのです。

例えば、同じWebデザインができる人でも、

  • 起業したばかりの女性のホームページをつくりたい人
  • 地域のお店の集客を支えたい人
  • 商品の魅力が伝わる販売ページをつくりたい人

では、提供する価値もサービスの見せ方も違ってきます。

ただ「ホームページを制作します」と伝えるのではなく、誰のどんな悩みを解決するために、自分のスキルを使うのか。

そこからサービスの内容や価格、集客方法を設計していく。

これが、私の考える「自分の仕事をつくる」ということです。


自分の仕事をつくるために必要な3つの視点

では、自分の仕事をつくりたいと思ったとき、何から考えればいいのでしょうか。

私は大きく分けて、三つの視点が必要だと考えています。

1. 誰を幸せにしたいのか

私はビジネスコンサルティングの中で、よくこんな質問をします。

「あなたは、誰を幸せにしたいですか?」

これ、意外とすぐには答えられない方が多いんです。

「女性の役に立ちたい」

「頑張っているママを応援したい」

もちろん、その思いも素敵です。

でも、ビジネスにするなら、もう少し具体的に考える必要があります。

どんなことで悩んでいる人なのか。

その人は、何を実現したいと思っているのか。

そして、自分はその人に何を提供できるのか。

誰に届けたいサービスなのかが明確になると、発信する内容も、サービスの形も変わってきます。

2. なぜ自分がその人を幸せにできるのか

私は、先ほどの質問に続けて、もう一つ質問をします。

「その根拠は何ですか?」

なかなか厳しい質問かもしれませんね(笑)。

でも、ここがとても大切なんです。

私自身の話をすると、私は2017年にWebデザイナーとして独立しましたが、それ以前は長く販売の仕事をしていました。

ジュエリー、ウェディング、アパレル。

お客様の話を聞き、商品の価値を伝え、納得して購入していただく。

そんな仕事を続けてきました。

だから、Web制作のお仕事をしていても、デザインだけでなく、商品やサービスの見せ方、販売までの導線が気になってしまうんです。

「このサービスは誰のためのもの?」

「このページを見て、お客様は申し込みたいと思う?」

「もっと価値が伝わる方法があるんじゃない?」

そんなことを考えているうちに、Webデザインの仕事から、ビジネスコンサルティングへと仕事の幅が広がっていきました。

私が女性起業家のビジネスを支援しているのは、単にWebの知識があるからではありません。

販売の現場で培ってきた「価値を伝える力」を、Webの世界でも必要としてくださる方がいるから。

そこに、自分が提供できる価値があると考えています。

3. 自分はどんな働き方をしたいのか

そして、もう一つ忘れてほしくないのが、自分自身の働き方です。

どれだけ需要がある仕事でも、自分の生活に合わなければ、長く続けることは難しくなります。

私は現在、週3日、1日4時間を基本に仕事をしています。

これは仕事が嫌いだからでも、仕事への意欲がないからでもありません。

家族との時間も、自分の好きなことを楽しむ時間も、大切にしたいからです。

そのためには、ただ仕事の数を増やすのではなく、限られた時間の中でどのように収益をつくるのかを考える必要があります。

自分の人生に仕事を合わせていく。

そんな視点も、ビジネスを設計するうえで大切だと思っています。


実績が少ないうちは、仕事を探しながら経験を積んでもいい

ここまで読むと、

「まだ実績がない自分には、自分のサービスをつくるなんて早いのでは?」

と思う方もいるかもしれません。

でも、そんなことはありません。

最初から完璧なビジネスコンセプトをつくる必要はないんです。

むしろ、いろいろな仕事を経験する中で、自分の得意なことや、好きな仕事が見えてくることもあります。

今日のセッションでも、まずは実際のお客様と関わる経験を増やしていくことをおすすめしました。

どんなお客様との仕事が楽しいのか。

どんなときに、自分の力を発揮できるのか。

お客様から、どんなことを喜んでいただけるのか。

そして、反対にどんな仕事が自分には合わないのか。

そうした経験の一つひとつが、将来の自分のブランドをつくる材料になります。

だから、仕事を探すことと、自分の仕事をつくることは、対立するものではありません。

目の前の仕事を通して経験を積みながら、将来の自分のビジネスを考えていけばいいのです。


限られた時間で働くなら、収益モデルから考える

フリーランスとして働くうえで、もう一つ考えておきたいのが収入のつくり方です。

会社員と違い、毎月決まったお給料があるとは限りません。

だから私は、月商だけではなく、年間の売上目標からビジネスを考えることをおすすめしています。

例えば、年間360万円の売上を目指すとします。

月に換算すると30万円ですが、毎月30万円を売り上げなければならないわけではありません。

30万円のサービスを年間12名のお客様に届ける。

これも、年間360万円の売上をつくる方法の一つです。

もちろん、売上がそのまま利益になるわけではありませんし、サービスを提供するための時間も考える必要があります。

でも、毎月新しい仕事を探し続ける働き方と、自分のサービスを設計して年間の計画を立てる働き方では、時間の使い方が変わってきます。

また、今すぐ安定した収入が必要な場合は、パートや業務委託などで一定の収入を確保しながら、自分のビジネスを育てるという選択肢もあります。

大切なのは、どの働き方が正しいかではなく、今の自分にはどの方法が合っているのか。

必要な収入も、働ける時間も、生活環境も人それぞれです。

だからこそ、誰かの成功事例をそのまま真似するのではなく、自分に合ったビジネスを考えてほしいと思っています。


自分の仕事は、最初から完成していなくてもいい

今日のセッションでは、こんなお話もしました。

誰をお客様にするのか、一度決めたら変えてはいけないと思っている方が多いのですが、私はそうは思いません。

やってみて違うと思ったら、変えればいい。

実際にお客様と関わることで、新しい可能性に気づくこともあります。

ただ、いつまでも決めずにいると、何を発信したらいいのか、どこに向かって行動すればいいのかがわからなくなってしまいます。

だから、まずは決めてみる。

そして、動いてみる。

その経験を通して、また考える。

ビジネスは、最初から完成したものをつくるのではなく、育てていくものだと私は思っています。


あなたは今、仕事を探していますか? それとも、自分の仕事をつくっていますか?

「できる仕事を探す」ことも、「自分の仕事をつくる」ことも、どちらも大切です。

ただ、この二つを混同してしまうと、なかなか思うように前に進めないことがあります。

仕事を探しているのなら、求められるスキルや経験を磨き、実績を積んでいくこと。

自分の仕事をつくりたいのなら、誰にどんな価値を届けたいのかを考え、サービスとして形にしていくこと。

必要な行動が違うんです。

そして、どちらを選ぶかによって、学ぶべきことも、時間やお金の使い方も変わってきます。

もし今、いろいろなことを学んできたのに、思うように仕事につながっていないのなら。

新しいスキルを学ぶ前に、一度考えてみてください。

**あなたは今、できる仕事を探したいのでしょうか。

それとも、自分の仕事をつくっていきたいのでしょうか。**

その違いに気づくことが、これからの働き方を変えるきっかけになるかもしれません。


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RE:START 60は、60分の個別ビジネスセッションです。

今のスキルや経験、提供しているサービス、集客方法、そしてこれからの働き方。

一人ではなかなか整理できないことを、一緒に言葉にしていきます。

「今の自分に何ができるのかわからない」

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  • この記事を書いた人

ERI(有田絵梨)

Blogger / Consultant

1983年熊本生まれ、九州在住。
転勤族の夫との暮らしをきっかけに、場所にとらわれず、パソコン一つでできる仕事を選ぶ。

2017年にWebデザイナーとして独立。Web集客・サービス設計・仕組み化など、一人ビジネスを約10年実践。

現在は週3日・1日4時間程度を基本に働きながら、仕事も暮らしも自分のペースで楽しむ。

自分で稼ぎ、自分で選び、人生を楽しむ。40代からの働き方・生き方・美容・暮らしについて発信しています。

著書『おうちコンサルタントの始め方』

会社員の夫、小学生の娘、17歳のミニチュアダックスフンドと九州で暮らす。
趣味はジャズダンスとホットヨガ。

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