ChatGPTからお客様が来る時代。約1年半の実体験から考えるAI集客
先日、個別セッションにお越しくださったお客様から、こんなお話を聞きました。
「ChatGPTに相談したら、有田さんをおすすめされたんです」
その方は、オリジナル商品をつくりたいと考えている起業家の方。
ビジネスやWeb、集客などについてChatGPTに相談する中で、私の名前を知ってくださったそうです。
実は、こうした経験は今回が初めてではありません。
初めてChatGPT経由でお客様に出会ったのは、約1年半前。
その方は、フランスにお住まいでした。
それから現在まで、平均すると2ヶ月に1回くらいのペースで、ChatGPTから紹介されたというお客様がいらっしゃいます。
2017年に独立して、もうすぐ10年。
これまでGoogle検索やSNSを通じてお客様と出会ってきましたが、最近は新しい入口が増えたのだと感じています。
今回は、私自身の経験をもとに、AI時代の集客について考えてみたいと思います。
ChatGPTで知ってもらい、検索や発信で信頼につながる
今回のお客様との出会いで、特に印象的だったことがあります。
それは、ChatGPTに紹介されて、すぐに個別セッションを申し込まれたわけではなかったことです。
ChatGPTで私の存在を知ったあと、改めて**「有田絵梨」**と名前を検索してくださったそうです。
そして、私の著書まで購入していただき、そのうえで個別セッションにお越しくださいました。
これは、これからの時代の集客を考えるうえで、とても大切な視点だと思いました。
AIに紹介されることと、その先でお客様に選んでいただくことは、別の話。
でもその間には、
- 名前を検索する
- ブログやプロフィールを見る
- 著書や発信に触れる
- 人となりや考え方を知る
という流れがあります。
つまり、AIが入口になったとしても、その先で信頼につながる情報が必要なのです。

AI集客とは?検索の入口が変わり始めている
これまで、Web集客といえばSEO対策やSNS集客が中心でした。
たとえば、Webサイトを作りたい人がGoogleで
「WordPress 個別相談」
と検索して、気になるサービスを見つける。
そんな流れが一般的だったと思います。
でも今は、ChatGPTなどのAIに、悩みをそのまま相談することもできます。
- 自分の商品を作りたいけれど、何から始めたらいい?
- 一人でビジネスをしていて、Webや集客について相談できる人を探している
- サイトや導線を見直したいけれど、誰に聞けばいいかわからない
こうした質問に対して、AIが情報を整理し、場合によっては専門家やサービスの候補を紹介する。
そこから新しい出会いが生まれることがあります。
ただし、ここは丁寧に伝えたいところです。
私は、「この方法をすれば必ずChatGPTに紹介されます」と言いたいわけではありません。
実際に、ChatGPTがどの情報をもとに私を紹介したのかはわかりませんし、AIの回答は質問内容やタイミングによっても変わります。
それでも確かなのは、これまで私を知らなかった方との接点が、AIを入口に生まれているということです。
私はAIに紹介されるためにブログを書いてきたわけではない
ここは、今回いちばんお伝えしたい部分かもしれません。
私は2017年に独立してから、ブログを書き続けてきました。
- Webデザインのこと
- WordPressのこと
- 集客のこと
- サービスづくりのこと
- 働き方のこと
検索されやすい記事を書くために、SEOを意識したことももちろんあります。
たとえば、Googleの検索結果に表示される関連キーワードを参考にして、どんな情報を求めている人がいるのかを考えたり。
一方で、自分の経験や考えを書いた記事もたくさんあります。
- 失敗したこと
- お客様との仕事を通じて感じたこと
- 仕事に対する価値観が変わったこと
- その時々のリアルな気持ち
こうした記事は、必ずしもSEOだけを目的にしたものではありません。
でも今振り返ると、その積み重ねが、誰かに知ってもらうきっかけになり、
さらに「この人に相談してみたい」と思ってもらう土台になっていたのだと思います。
ブログには「認知」と「教育」の両方の役割がある
私はこれまで、ビジネスの集客において
「認知」と「教育」の両方が大切
だと考えてきました。
認知
まだ自分のことを知らない人に、存在やサービスを知ってもらうこと。
教育
売り込むことではなく、自分の考え方や価値観、サービスの背景を知ってもらい、相手が納得して判断できる状態をつくること。
ブログは、この両方を担えるメディアです。
検索やAIをきっかけに記事を見つけてもらえれば、認知につながる。
さらに、他の記事や著書、プロフィール、サービスページへと触れてもらうことで、
「どんな人なのか」「何を大切にしているのか」が伝わっていく。
今回のお客様も、まさにそうでした。
ChatGPTが最初の入口になり、その後ご自身で検索し、著書を購入し、理解を深めたうえで個別セッションに来てくださいました。
私はこの流れを通して、改めて思いました。
ブログは、ただアクセスを集めるためのものではなく、信頼を育てるための情報資産でもある。

AI時代になっても、SEOの基本は大切
ChatGPTなどのAIが普及すると、
「SEOはもういらないのでは?」
という声も聞くようになりました。
でも、私はそうは思っていません。
むしろ、AI時代だからこそ、SEOの基本が土台になると感じています。
たとえば、
- タイトルや見出しがわかりやすい
- 誰に向けた記事なのかが明確
- サービス内容やプロフィールが整理されている
- 記事同士のつながりがわかりやすい
- 独自の経験や考えが書かれている
こうした積み重ねは、Google検索のためだけでなく、
サイト全体の情報を伝わりやすくするためにも大切です。
Googleも、AI検索に関する公式ガイドの中で、特別な裏技よりも、これまでのSEOの基本や、有益で独自性のあるコンテンツが大切だと案内しています。
つまり、AEOという新しい言葉だけを追いかけるよりも、まずは
- 自分のサイトがわかりやすいか
- 誰が見ても伝わる情報になっているか
- 過去記事が今の自分の仕事につながっているか
を見直すことが大切なのだと思います。

ChatGPTから紹介されるために、これから意識したいこと
私は、ChatGPTに紹介されるための特別なテクニックを実践してきたわけではありません。
だからこそ、今回の経験を「この方法でAI集客できます」と断定的に語るつもりもありません。
ただ、これから自分のWebサイトを育てていくうえで、意識していきたいことはあります。
1. 誰が、何をしている人なのかを明確にする
名前やプロフィールだけでなく、どんな経験があり、どんな相談に対応できるのかをわかりやすく掲載すること。
2. 自分の経験をコンテンツとして残す
一般的なノウハウだけではなく、実際に経験したことや、そこから考えたことを記事にすること。
3. サービスや相談方法をわかりやすくする
興味を持ってくださった方が、どのようなサポートを受けられるのか、次に何をすればいいのかが伝わる状態にしておくこと。
4. 過去の記事も見直していく
古い情報を修正したり、現在のサービスにつながるように整理したり。
これまで積み重ねてきた記事を、今の自分に合わせて育て直していくこと。
どれも特別な裏技ではありません。
でも、長くWebサイトを運営していくなら、とても大切なことだと思っています。
AIに紹介されることより、その先で人に選ばれること
ChatGPTから紹介されたというお話を聞くたびに、とても嬉しく思います。
以前なら出会うことのなかった、遠く離れた場所に住んでいる方。
これまで私の名前を知らなかった方。
そんな方々が、AIをきっかけに私を見つけてくださる。
一方で、私がこれからも大切にしたいのは、AIに紹介されることそのものではありません。
その先で、
- どんな人なのかを知ってもらうこと
- どんな仕事をしてきたのかを理解してもらうこと
- 何を大切にしているのかを感じてもらうこと
- 必要だと思ってくださった方に、自分の意思で選んでもらうこと
そこにこそ、ブログや発信の本当の価値があると思っています。
2017年から書き綴ってきたブログ。
そのときは、約10年後のAI時代に、こんな形で新しい出会いが生まれるなんて想像していませんでした。
だからこそ今、改めて思います。
AIに見つけてもらうことも大切。
でも、その先で人に選ばれるためには、積み重ねてきた言葉や経験が力になる。
これからも、そんな発信を続けていきたいと思います。
