「SNSも頑張っているし、勉強会にも人が来てくれる。でも、なかなか本商品のお申し込みにつながらない」
RE:START 60の個別セッションでは、集客に関するご相談も多くいただきます。
今回も、集客に悩まれている方とのセッション。
ところが、お話を深めていくと、集客方法を増やすことだけでは解決できない課題が見えてきました。
「もっと集客を頑張った方がいいのでしょうか?」
SNSも頑張っていますし、勉強会にも人は来てくれるんです。でも、その先のサービスのお申し込みにつながらなくて……
なるほど。ちなみに、個別相談にはどんな方が来てくださっていますか?
相談には来てくださるんですけど、そこから先につながらないんです。もっと集客を頑張るべきでしょうか?
もちろん集客も大切ですが、お話を伺っていると、もう一つ見直したいことがありますね。それはセールスの部分です
マーケティングは学んでいる。でも、セールスは?
今回お話を伺って感じたのは、すでにマーケティングについて多くのことを学び、実践されているということでした。
SNSの発信、サービス設計、集客導線。
ご自身で考え、形にしてこられたこともたくさんあります。
だからこそ、私は「もっと勉強しましょう」とは思いませんでした。
むしろ、これまで学んできたマーケティングを、どうやってセールスにつなげていくのか。
そこに改善の余地があると感じたのです。
マーケティングとセールスは、似ているようで役割が違います。
お客様に見つけてもらうこと。
興味を持っていただくこと。
そして、最終的に「あなたにお願いしたい」と思っていただくこと。
この一連の流れを考えたとき、集客ができていても、サービスの価値が十分に伝わっていなければ、お申し込みにはつながりません。
お客様が欲しいのは、サービスを受けた先の未来
セッションの中では、こんなお話もしました。
例えば「Web集客の仕組みを整えます」というサービス。
その仕組みが整うことで、お客様は何を手に入れたいのでしょうか。
安定した売上でしょうか。
SNSに追われない時間でしょうか。
家族と過ごす時間や、自分らしい働き方でしょうか。
もちろん、すべての方が同じ未来を望んでいるわけではありません。
だからこそ、誰に届けるサービスなのか、その方が本当に望んでいることは何なのかを考える必要があります。
売上が増えることも、集客できるようになることも、その方にとっては目的ではなく手段かもしれません。
お客様は、そのサービスによって何ができるようになるかだけでなく、その先にどんな毎日が待っているのかを知りたいのです。
ここが、今回のセッションで大切にした視点の一つでした。
「セールス」という言葉への抵抗感
もう一つ、今回のセッションで印象的だったことがあります。
それは、セールスという言葉そのものへの抵抗感です。
セールスと聞くと、売り込むこと、説得すること、無理に購入を促すことをイメージされる方もいらっしゃいます。
実際、今回もそうしたセールスへの違和感についてお話がありました。
でも、セールスにはいろいろな形があります。
私は会社員時代から長く販売や接客に携わり、売るためのセールスも、売り込まずに選んでいただくためのセールスも経験してきました。
その中で今、大切にしているのは、お客様が自分自身で納得して選べること。
そのためには、ただサービスの魅力を説明するだけでは足りません。
相手がどんなことに悩み、何を実現したいのか。
そして、自分のサービスがその未来にどう役立てるのか。
それを、お客様に伝わる言葉にする必要があります。
今回のセッションでも、セールスという言葉への捉え方を一緒に整理していく中で、ご自身のビジネスに足りなかった視点が少しずつ明確になっていきました。
今回のセッションで見えてきたこと
最初のご相談は「集客がうまくいかない」というものでした。
もちろん、集客について改善できる部分もあると思います。
ただ、お話を伺って見えてきたのは、これ以上マーケティングの知識を増やすことよりも、すでに持っている知識や経験を、お客様が望む未来につなげて伝えることの大切さでした。
そして、ご自身では当たり前だと思っている経験や人柄も、お客様に選んでいただく理由になるということ。
一人でビジネスをしていると、どうしても自分に足りないものばかりに目が向きがちです。
もっと学ばなければ。
もっと発信しなければ。
もっと頑張らなければ。
でも、必ずしも新しい何かを足すことだけが解決策ではありません。
すでに持っているものを見つめ直し、別の角度から整理することで、次の一歩が見えてくることもあります。
「集客ができない」という一つの悩みから、セールスのあり方や、ご自身が選ばれる理由まで考える時間になりました。
これも、RE:START 60 で大切にしていることの一つです。
※本記事は、RE:START 60 の個別セッションで生まれた気づきをもとに、プライバシーに配慮して内容を編集・再構成しています。
