私は、音楽を聴きながらWebメディア制作をしています。
いつものように、Amazonミュージックを流していたら、ふとかっこいい曲が流れてきました。
気になって検索してみたら、「プラダを着た悪魔2」に関する曲だと知りました。
それだけで映画も観に行きたくなって、その前にまずは「1」をもう一度観たくなったんです。
そういえばDVDを持っていたはず、と思い出して引っ張り出し、改めて観ました。

この映画を最初に観たのは20代の頃。
大学時代の親友と、銀座の映画館に行ったことを今でもよく覚えています。
あの頃は、とにかくテンションが上がって。
観終わったあと、そのままめちゃくちゃ服を買い込んだ記憶があります。
華やかな世界。
仕事に全力で飛び込んでいくスピード感。
背伸びしながらも、もっと上へ行きたいと思う気持ち。
当時の私は、あの世界に強く惹かれていたんだと思います。
でも40代の今、改めて観てみると、
ただ憧れるというよりも、
がむしゃらだった20代の自分を思い出して、少し懐かしい気持ちになりました。
私も会社員時代、
「このままいけば、見たことのない景色に行ける」
そう思ったチャンスが2回あります。
誰もが羨ましがるような場所。
そこに行けるかもしれない。
そう思って走った時期がありました。
でも実際にそのステージに立ったあと、
自分が自分でないような感覚になってしまったことがありました。
頑張って辿り着いたはずなのに、
その場所にいる自分を好きでいられなかった。
その結果、私は転職や退職を選びました。
後悔はありません。
でも今振り返ると、自分を見失ったまま立ち続ける場所は、
もう自分の居場所ではないのだと思います。
結婚して、子どもができて、
自分以上に大切なものができた今は、なおさらそう感じます。
欲しいと思うことは悪くない。
上を目指したいと思うことも悪くない。
若い頃にしかできない挑戦も、確かにあると思います。
でも、手に入れた先が、
自分が本当にいたい場所とは限らないこともある。
そしてそれを知るのも、人生なんだと思います。
10代、20代の頃は、
自分ひとりの気持ちで飛び込めたことがたくさんありました。
でも40代の今は、
何かを選ぶとき、立ち止まるとき、
自分だけのことでは決められない世界にいます。
大切な家族のことも考えながら、
それでも自分の気持ちも置き去りにしないで、
そのバランスの中で選んでいく。
今の私は、そういう場所にいるんだなと思いました。
同じ映画を観ても、
年齢を重ねると、こんなにも見え方が変わるんですね。
20代で観た「プラダを着た悪魔」は、
ただただ気分が上がる映画でした。
40代の今観ると、
懐かしさもあって、少し切なさもあって、
でもそれ以上に、自分の人生をちゃんと振り返らせてくれる映画でした。
「プラダを着た悪魔2」も、ますます楽しみです。
