起業すると、人とのつながりを大切にしましょうと言われることがあります。
交流会に参加する。コミュニティに所属する。知り合いに自分のサービスを紹介する。
もちろん、そこから仕事につながることもあります。
でも、知り合いに自分の商品を売ることに、どうしても抵抗がある。
今回のRE:START60では、そんなお話から、これからの集客のあり方について一緒に考えていきました。
「知り合いに売るのが、どうしても嫌なんです」
人とのつながりを大切にするのはわかるんです。でも、知り合いをお客様にしようと思って関わることに、すごく抵抗があって……
なるほど。そもそも、知り合いに売りたいと思っていないんですよね?
そうなんです。誰かの役には立ちたいけれど、周りの人に売り込みたいわけじゃないんです
それなら、無理にやらなくていいと思います。自分が違和感を感じていることって、仮に売れたとしても、きっと嬉しくないと思うんですよね
そうなんです。だから、自分の力で集客できるようになりたいんです
売上につながるなら、何でもやればいいわけではない
今回のお話で印象的だったのは、売上を作りたくないわけではないということ。
むしろ、自分の事業をしっかり育てていきたいという想いがありました。
ただ、そのために知り合いとの関係を利用したり、誰かに商品を買ってもらうことを前提に人とつながったりすることに、抵抗を感じていたのです。
私は、その感覚を無理に変える必要はないと思いました。
もちろん、人脈から仕事を広げていく方法が合っている方もいます。
紹介や口コミがきっかけで、素敵なご縁につながることもあります。
でも、それがすべての人に合うとは限りません。
自分が望んでいない方法で売上を作れても、その働き方を続けたいと思えるでしょうか。
私は、売上だけでなく、その人がどんな方法で仕事をしていきたいのかも大切にしたいと思っています。
「自分で集客する」とは、どういうこと?
セッションでは、これまでの仕事の経験についてもお話を伺いました。
そこで見えてきたのは、今までお客様と接する経験は豊富にあっても、自分でお客様を集めるという経験は、また別のものだということ。
例えば、すでにお客様がいる場所でサービスを提供する仕事。
そこでは、目の前のお客様に対して、どれだけ良いサービスを届けられるかが大切になります。
一方、自分で事業を始める場合には、そもそもお客様に自分の存在を知ってもらうところから考える必要があります。
私は、Webを使った集客では、この部分をとても大切にしています。
「私はここにいます」
「こんな方のお役に立てます」
「こんな想いで、このサービスを提供しています」
そんなことを発信しながら、まだ出会っていないお客様との接点を作っていく。
知り合いに売り込むのではなく、自分のサービスを必要としている方に、見つけてもらえる仕組みを作る。
これも、一人ビジネスの集客方法の一つです。
知り合いだからといって、特別な売り方をしなくてもいい
もう一つ、セッションの中でお伝えしたことがあります。
それは、たとえ知り合いの方がサービスに興味を持ってくださったとしても、必ずしも直接お申し込みにつなげる必要はないということ。
例えば、Webサイトでサービスを知り、LINEに登録し、セミナーや体験サービスを経てお申し込みいただく。
そんな流れを作っているのであれば、知り合いの方にも同じようにご案内すればいいのです。
知り合いだからといって、その過程を飛ばす必要はありません。
むしろ、きちんとサービスの内容や考え方を知っていただいたうえで、ご自身の意思で選んでいただく。
その方が、お互いに気持ちのよい関係を築けることもあります。
今回も、このお話を通して、これからどんな集客の仕組みを作っていきたいのかが、少しずつ明確になっていきました。
今回のセッションで見えてきたこと
最初は、自分の事業をどう育てていけばいいのかわからないというご相談でした。
お話を深めていく中で見えてきたのは、集客方法以前に、どんな人間関係を大切にしながら、どんな働き方をしていきたいのかということ。
ビジネスの成功方法は、一つではありません。
人とのつながりから広げていく方法もあれば、Webで発信を積み重ねながら、必要としている方と出会う方法もあります。
そして、オリジナルの商品を作り、自分の力で集客できる仕組みを整えるには、それなりの時間と覚悟も必要です。
だからこそ、今すぐ何でも始めるのではなく、ご自身が本当に取り組みたい方法なのかを考えることも大切。
「何をすれば売れるのか」だけでなく、「どんな方法で売上を作っていきたいのか」。
今回のセッションでは、そんな視点から、これからの事業づくりを整理する時間になりました。
※本記事は、RE:START 60の個別セッションで生まれた気づきをもとに、プライバシーに配慮して内容を編集・再構成しています。
