journal

満たされない成功 - 月商400万円の先で気づいた、本当の苦しみ

起業して、月商の天井がなくなり、400万円を達成した頃の私は、仕事が心から楽しい!とは思っていなかったと思います。むしろどんどん売り上げていかなくてはいけない。と思い込んでいましたし、大きなお金が動くようになり、ちょっと怖いという感情も出ていました。

法人化し、支出の方でもまとまったお金が出ていくこともあり、お金の出入りに気持ちが追いついていない。そんな毎日でした。

売り上げが上がらない時期は、売り上げが上がることばかり考えていました。でもそれではいけないとビジネスを学び、日々取り組む中で売り上げが上がっていったわけですが、私が望んでいた場所では私が望んでいた感情はなかったんですね。

月商400万円達成しても満たされない理由とは?

心がモヤモヤしていたり、落ち着かない日々。この原因は一体なんなんだろう?って考えながら過ごしていた時に、とある女性経営者の方に言われたんです。

「年商3000万、4000万と達成した先には、億を目指すんですか?」

・・・

その時は、目指さなきゃいけないんだ!と思ったと同時に、それがまたしんどいとも感じました。当時の私は年商何千万、億となることが、お客様へのビジネスの信用につながると思っていたんですね。

だけど、3000万円を達成したその先を目指すには、もうこの働き方では難しいとも感じていました。

だからそこに違和感を感じていたみたいなのです。

週末もオフィスに出社して動画を録る日々

月商が上がった理由の一つに新しい商品を生み出したことがあります。需要と供給がはまったといいますか。。その一つが動画教材でした。

動画教材を撮って、それを編集して。。保育園の時間だけでは難しく、週末も朝からオフィスに出社して。。という時間もあったんですね。

撮り終えて、自宅に戻るとき、「あれ?私何してるんだ?」ってふと思ったんです。


家族との時間を全力で楽しむ週末に仕事をしている。気づけばパソコンの前にばっかりいる。。

売れていなかった「ままごと起業」時期と、現在の「売れているのに苦しい」という状況が、根っこの部分では同じ感覚だと気づいて、恐怖が押し寄せてきました。

そして、またビジネスの目的を見失っていたことを大反省したのです。

起業初期と同じ、大切なものを明確にして、手放す決断をした

起業初期の頃、私は、夜な夜なパソコン作業ばかりして、家族に向き合うことができていない時期がありました。結果、体調を崩し、何度か夫に会社を休んでもらったことがあります。

その時に、一度、「私がしたかったことってなんなんだろう?」と考え、ビジネスを全て手放しリスタートした時があるんですね。

同じです。

この時も、今手にしている仕事の中で、自分が求める日常の中で違和感を感じたものをどんどん手放しました。

当時私はオンラインだけでなく、オフラインでのお仕事も積極的に受けている時期でした。オフィスを契約していたこともあり、その流れでオフラインで繋がった方とのお仕事もしていたんですね。

ですけど、そうなると結局移動時間などが発生したり、異業種交流会などにも参加していく必要が出てきます。

家を空けることも多くなっていたので、そういったものから徐々に手放すようにしていきました。


気づけば、数ヶ月後には娘が小学校に入学するという時期。

娘の環境も変わっていくし、保育園児として過ごす時期もあとわずか。平日の昼間に娘と過ごす時間もなかなか取れなくなるな。。。


そんな感情から、娘との時間もとっていくことで、少しずつ本来自分が望んでいたライフスタイルにまた戻せるようになっていったんですね。

皆さんは今、なんのためにお仕事をしていますか?

皆さんが、この起業の世界でお仕事をする目的はなんですか?当時の私のように、売上以外の大切な目的を見失っていないでしょうか?

私はこの経験から、やはり目的を定期的に確認することの大切さを感じています。

なので、毎月無料セミナーを開催し、セミナーを通じて、私も今の自分のビジネスの目的を明確にする時間を設けています。

目的は本当に大切で、目的を見失うと、ビジネスがどのフェーズであっても、自分の中で違和感を感じるし、そしてそれは売上額ではないんですね。

一人一人、自分の満たされるという感覚は違います。

コンサルでもお話しするのですが、周りから言われた、他人の山を登るのではなく、自分が目指す山を登る。そしてその山はどの山なのか?を常に明確にするということが大切だなと感じます。



-journal