「お客様の声を聞いて商品を作りましょう」
そう言われて、丁寧にヒアリングを重ねたのに
「もう少し安かったら買いたい」
「ここはいらないから外してくれない?」
そんな声をもらって落ち込んだこと、ありませんか?
今日は、グループコンサルでお話しした
「お客様に合わせすぎて売れない商品になる理由」と、その抜け出し方をお伝えします。
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商品はお客様と一緒に作るもの
まず大前提として、商品はお客様と一緒に作るものです。
ビジネススタイリングでは、最初に必ず
「お客様を捕まえる(モニターでも構いません)」というステップからお願いしています。
なぜなら、ヒアリングを通してこそ、本当のニーズが見えるからです。
決してコンサルが「この商品が良いんじゃない?」と決めることはありません。
それはコンサルがやるべきことではなく、一緒に「答えを見つけていくこと」こそが本質だと思っています。
ヒアリングを重ねるほど、“詰め合わせ”になりやすい
お客様の声を聞くのは大切。
でも、いろんな人に聞けば聞くほど──
「その悩みも解決したい」
「これも入れておきたい」
と、要素がどんどん増えていきます。
気づけば、“全部入り”の商品が出来上がってしまう。
私はこれを「スイーツの盛り合わせプレート」に例えています。
🎥 動画では“もなかとせんべい”という少し渋い例で話してしまったので(笑)
ブログでは、ちょっと可愛く“スイーツ”にしておきます🍰
たとえばカフェのスイーツプレート。
チーズケーキもガトーショコラもシフォンケーキも少しずつ。
お客様は「全部食べたい!」と思うかもしれません。
でも実際には、
「ガトーショコラだけでいいから安くして」
「チーズケーキはいらないな」
──そんな声が返ってくることもあります。
つまり、“詰め込みすぎた商品”は、
「ここだけでいい」「これはいらない」と思われやすく、
結果的に価格交渉されやすい構造を生み出してしまうのです。
「専門店」という意識で商品設計してみて
対応できる範囲が広いことと、
それを全部“メイン商品に詰める”ことは違います。
大切なのは、自分がメインにしたいものを決めること。
「誰の、どんな悩みを解決したいのか」
その軸が定まると、残すもの・手放すものが見えてきます。
ようは「チーズケーキ専門店」として売っていく、ということ。
それが一番、自分で理想のお客様を引き寄せるのに早い方法です。
🔰ゼロイチの方は、まずは「触れる・対話する」ことから始めよう
だけど、ゼロイチの人がいきなり専門店化するのは難しいですよね。
だからこそ、最初のうちはどんどん人に触れて、対話することが大切。
たくさんの方と関わって、
「これは好き」「これは違う」と感じる経験を積むことで、
ようやく“自分がやりたいこと”が絞れていきます。
最短ルートを狙って最初から絞りすぎるよりも、地道に動くからこそ、効率化が生まれる。
それが、商品設計にもつながります。
💡 0→1期は「拾う」、1→2期は「絞る」
起業初期(0→1期)は、手放すよりも「拾う時期」
単発セッションなどを通して、
お客様の声に丁寧に向き合うことがとても大事。
でも、それをやりきったあとのフェーズでは、
「何屋さんか分からない」状態から卒業するタイミングが来ます。
このとき必要なのは、
スイーツの盛り合わせではなく
「私はチーズケーキ専門です」
「私はガトーショコラで勝負しています」
と、自分のメインサービスを明確に見せていくこと。
🌷 売れる商品は、“全部入り”ではなく“専門性”から生まれる
お客様に合わせるやさしさも大切。
でも、本当に選ばれるのは、
自分の信念と専門性に軸を持った商品です。
価格を下げるのではなく、
価値を高める方向で商品を磨いていきましょう。
🎥 動画でも詳しく解説しています
こちらの動画で話しています👇
📺 お客様に合わせすぎて売れない商品になる理由|女性起業家がやりがちな“詰め合わせ商品”の落とし穴
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「私の商品、スイーツプレートになってるかも…」
そう感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの強みとお客様のニーズを整理し、
“選ばれるメインサービス”を一緒に設計していきます。