ビジネスを学んでいると、成果を出している経営者の発信や考え方に触れる機会が増えます。
自信に満ちた言葉。堂々とした振る舞い。実績を打ち出した発信。
そんな姿を見ているうちに、「自分ももっと強く見せなければ」「権威性がなければ選んでもらえない」と思ってしまうことはありませんか?
今回のRE:START 60では、そんなブランディングについての気づきがありました。
もっと強さを出した方がいいのでしょうか?
これまで実績のある経営者の方から学んできたので、自分ももっと強さや権威性を出さないと売れないと思っていたんです
でも、実際にお話ししていると、すごく柔らかくて、話しやすい雰囲気をお持ちですよね
そうなんですか? でも、そういう自分らしさは、ビジネスのブランディングには必要ないのかなと思っていました
私はむしろ、そこが魅力だと思います。今の発信にも、その優しさや自然な雰囲気をもっと出していいと思いますよ
学んできた人の発信が、自分の正解になるとは限らない
今回のセッションでは、実際のSNSやWebサイトも拝見しました。
デザインは整っていて、サービスの内容もしっかり考えられている。
これまでたくさん学び、実践されてきたことが伝わってきました。
でも、実際にお話ししていると、発信から受ける印象とは少し違う魅力がありました。
とても柔らかく、穏やかで、安心して話せる雰囲気。
私は、そこがもっと伝わるといいなと感じたんです。
もちろん、力強い発信や、実績を前面に出すブランディングが悪いわけではありません。
それが自然にできる方もいらっしゃいます。
ただ、誰かの成功パターンを学び続けるうちに、いつの間にか自分自身の魅力が見えなくなってしまうこともあります。
学んだ方法が正しいことと、その方法が自分に合っていることは、必ずしも同じではありません。
お客様は、実績だけで人を選んでいるわけではない
サービスを選ぶとき、もちろん実績や専門性は大切です。
でも、それだけで最終的な決断をするでしょうか。
例えば、同じようなサービスを提供している人が何人もいたとします。
どちらも十分な知識や経験がある。
そんなとき、お客様は何を基準に選ぶのでしょうか。
「この人なら、安心して相談できそう」
「自分の話を丁寧に聞いてくれそう」
「この人の考え方が好き」
そうした感覚も、大切な判断材料になります。
特に、継続的なサポートや個別相談など、人と人との関係性が大きく影響するサービスでは、提供する人自身の魅力も重要です。
強く引っ張ってくれる人にお願いしたい方もいれば、穏やかに寄り添ってくれる人にお願いしたい方もいます。
だからこそ、誰かと同じ雰囲気になる必要はありません。
自分がどんな人間で、どんなふうにお客様と向き合いたいのか。
それも、立派なブランディングの一つだと私は思っています。
発信を変える前に、自分自身を見つめ直す
今回のセッションで、私は新しい発信方法を増やすことよりも、すでに持っている魅力をどう伝えるかが大切だと感じました。
実績をもっと強く打ち出す。
専門家らしい言葉を使う。
成功している人の発信を参考にする。
そうしたことも必要な場合はあります。
でも、頑張って作り上げた発信が、実際の自分とかけ離れていたらどうでしょう。
お客様が発信を見て期待していた人物像と、実際に話したときの印象に違いが生まれてしまうかもしれません。
それなら最初から、自分らしい言葉や雰囲気を大切にしてもいいのではないでしょうか。
今回も、これまで積み重ねてきた知識や経験を否定するのではなく、その土台の上に、ご本人らしさをどう表現するかを一緒に考えました。
今回のセッションで見えてきたこと
最初は集客や発信についてのご相談でした。
でも、お話を進める中で見えてきたのは、発信のテクニックだけではない、ブランディングのあり方でした。
自分ではビジネスに必要ないと思っていた一面が、実はお客様に選んでいただく理由になるかもしれない。
これまで学んできたことを手放す必要はありません。
ただ、誰かの成功スタイルをそのまま自分に当てはめなくてもいいのです。
「どんな自分になれば売れるのか」ではなく、「今の自分のどんな魅力を、必要としている人に届けられるのか」。
そんな視点から、ご自身の発信を見つめ直す時間になりました。
ビジネスの相談では、数字や集客方法だけでなく、その人自身の魅力に目を向けることも大切にしています。
※本記事は、RE:START 60の個別セッションで生まれた気づきをもとに、プライバシーに配慮して内容を編集・再構成しています。
