こんにちは。Webスタイリスト™︎の有田絵梨です。私は2017年6月1日にフリーランスWebデザイナーとして開業届を出しました。現在はコンサル・講師業を中心に活動しています。
あれからもう8年経っていますが、改めて私がこの働き方を選んだ理由をお話しさせてください。
子どもに「おかえり」と言える働き方を選んだ理由。
私は、大学卒業後はジュエリーブランドに入社し、そこから約10年間、接客業の仕事をしてきました。結婚した翌年に退職しているのですが、独身時代から、土日やお正月などにお仕事があるこの働き方は、結婚・出産したら難しいなと漠然と思っていました。
実際、結婚当初は夫も私も出張が多く、なかなか自宅で顔を合わせられない。結婚した当初はまだ別居婚でもありました。
そんな状態で、結婚生活は続けられないよなと思い、私が退職する形となったのです。
10年の会社員生活を経て、退職後に押し寄せた感情とは?
全国飛び回る仕事をしていたので、早朝にアラームをかけなくて良い日常は幸せでした。夫を送り出すことだけに集中すれば良いですし、夫も出張が多かったので、不在の週は、自宅で一人のんびりと。
こんな幸せな時間を過ごして良いのか。。そんなふうにも思っていました。
マンションの目の前のスポーツジムに入会し、平日は奥様方とジムでお話しして、その後ランチもご一緒して。仕事の悩みなどからも解放されて、ありがたい時間を過ごしていました。
ですが、夫の誕生日のプレゼントを買いに出た時に、なんとも言えない感情になりました。
夫の誕生日プレゼントを夫が働いて稼いだお金で買う。その後も、街に出て欲しいものがあっても、自分のお金じゃないからな。。
独身時代はデパコスの新作が出れば、速攻買いに行ってたのに、ドラックストアで買うようにもなりました。(あれから10年、物欲の優先順位も変わって、今もドラックストアで買ったりしますけどね💦)
徐々にこの暮らしの中での働き方を見つけました。
自分で稼ぐお金がないから、起業しよう!ってそんなに急な流れではないんです。友人に連れられてハンドメイドのマルシェに行ったり、平日のワークショップに参加したり、そんなことから始まりました。
今まで、ハンドメイドなんてしたことなかったんですけど、やり始めたら楽しくなって、創る時間に没頭していきました。そしてブログも書くようになったり、ハンドメイドのレッスンみたいなことを始めてみたり。
自宅レッスン×ブログ発信
これが今の働き方につながる、最初の一歩でした。
趣味の延長から、ちゃんと仕事にしたいと思うように。
ハンドメイドだけでは、どうしても収入の限界がある。稼ぎたい!というよりビジネスとして回り出すと、支出も増えてくるので、もっと収益を上げたい。そう思うようにもなりました。
レッスン告知でブログ発信をしていたので、ブログデザインを仕事にできたらな。。そんな思いが強くなります。
その頃、夫の転勤で東京に行くことになりました。
当時0歳の娘を育てていましたが、子連れで行けるWebデザインスクールを探し、デジタルハリウッドSTUDIO渋谷を見つけます。そこで8ヶ月のスクーリングを経て、Webデザイナーになりました。
自宅でおかえりと言える働き方が私にとっての幸せ
他の記事でも話しているので、一気に年月を飛ばしますが、フリーランスWebデザイナーの後にコンサルタントへシフト。コロナ流行の時期もあったことで、一気にオンラインビジネス構築のサポート依頼の仕事が増えました。
会社も法人化し、オフィスも設立。
ですが。。そうやってどんどんビジネスを大きくしてしまったことで、大切なものを見失いました。
自宅でもできる仕事なのに、あえて外に出るような働き方をしたことで、バタバタする時間も増えるし、オンライン以外の仕事も増えてくる。当時まだ娘は年長から小学生に上がるタイミングだったので、一番大切な時にもっと近くにいてあげたいと思うようになりました。
オフィスを手放し、また自宅に戻り、今のスタイルで仕事をしています。
家族との時間を軸とした働き方を構築していたい
仕事ですから、自分最優先!というわけにはいかないことも当然出てきます。
その度に立ち止まって、何を大切にすべきかを考えます。娘も小学3年生なので、時には夫と娘に相談しながら出張を入れたりすることも出てきました。
お仕事していく中で、ちょっと忙しくなることもあるけれど、基本的には家族との時間を軸とした働き方であり続けたいと今の私は思っています。
また徐々にオフラインの場に出ていくことも今増やしてはいます。ただその理由は娘が小学3年生になり、6時間授業が増えてきたから。16時過ぎまで帰ってこないので、オンライン100%でなくても良くなってきています。
私はオンラインの世界最高!と思ってますが、やはりオフラインで人と対話して、繋がっていく楽しさも元販売員ですから痛いほどわかっています。
これからも家族の生活も変化していくと思いますが、そんな中で、自分はどう働くのか?生きていくのか?ってことを考え、その時その時の最善の選択をしていきたいと思いますし、この働き方はそれができるので、改めてありがたいなと思う今日この頃です。



