起業塾や起業コンサルを選ぶとき、
「実績があるか」
「稼がせてくれそうか」
「有名な人か」
で判断していませんか?
もちろん、それらも大切です。
起業する以上、売上を作ることは必要です。
どれだけ想いがあっても、収益にならなければ続けていくことは難しいからです。
でも、主婦やママとして家庭を中心に過ごしてきた方にとって、起業はただ「稼ぐため」だけのものではないことも多いと感じています。
- 家族を大切にしながら、自分の可能性も諦めたくない。
- これまで後回しにしてきた自分の人生を、もう一度動かしてみたい。
- 誰かの役割だけではなく、自分の名前で仕事をしてみたい。
そんな想いから、起業を考える方もいます。
だからこそ、稼ぐことだけに強くフォーカスした起業塾に入ると、苦しくなることがあります。
これは、稼ぐ起業塾が悪いという話ではありません。
起業塾や起業コンサルには、それぞれ大切にしている価値観があります。
大切なのは、良い・悪いではなく、
今の自分に合う環境を選べているかどうかです。
この記事では、主婦ママ起業家が起業塾や起業コンサルを選ぶときに大切にしたい視点について、私自身が学ぶ側・教える側の両方を経験して感じたことをお伝えします。
起業塾やコンサルを選ぶとき、実績だけで決めると苦しくなる
起業塾や起業コンサルを探していると、どうしても目に入りやすいのは実績です。
- 月商〇〇万円。
- 受講生が〇〇万円達成。
- 短期間で売上アップ。
- 高単価商品が売れるようになった。
こうした実績は、もちろん参考になります。
特に、今すぐ売上を作りたい方や、何をすればいいかわからない方にとっては、実績のある人から学ぶことは大きな安心材料になると思います。
でも、実績だけで選ぶと、入ったあとに違和感が出ることがあります。
なぜなら、実績があることと、あなたに合う関わり方をしてくれることは、必ずしも同じではないからです。
どれだけ正しいことを言っていても、
どれだけ成果を出している人でも、
その人の言葉を浴び続けることで自分の力が戻ってこないなら、その環境は今のあなたには合っていないのかもしれません。
起業は、ただノウハウを知ればうまくいくものではありません。
- 自分の想いを言葉にすること。
- 自分の商品を形にすること。
- お客様に届けること。
- 断られることも受け止めながら、また立ち上がること。
その過程には、思っている以上に心が動きます。
だからこそ、起業塾やコンサルを選ぶときは、実績だけではなく、
その人がどんな言葉で受講生と関わっているか。
できていない部分だけでなく、現在地を見てくれるか。
自分がその場にいたとき、安心して挑戦できそうか。
そこまで見て選ぶことが大切です。
「まず稼げることをやる」は間違いではない
ビジネスの学びの場では、よくこういう考え方があります。
- まずは稼げる形を作る。
- まずは売れる商品を作る。
- やりたいことは、稼げるようになってからやればいい。
この考え方は、決して間違っていません。
実際、ビジネスは気持ちだけでは続きません。
どれだけ人を助けたいと思っていても、
どれだけ社会の役に立ちたいと思っていても、
自分自身の生活や事業が整っていなければ、その想いを届け続けることは難しい。
だから、まずは売上を作る。
まずは自分の足元を整える。
まずは市場に求められている形にする。
この考え方は、とても現実的です。
特に、短期間で収益化したい人や、事業として大きく伸ばしたい人にとっては、稼ぐことに強くフォーカスした環境が合う場合もあります。
むしろ、その方針だからこそ前に進める人もいます。
私も、きれいごとだけでビジネスは続かないと思っています。
好きなことだけを並べても、商品にならないことはあります。
やりたいことと、実際にお金を払って求められることがズレていることもあります。
自分の想いを、相手に伝わる言葉へ変える必要もあります。
だから、現実を見ることは大切です。
でも、主婦ママ起業家にとって起業は「稼ぐためだけ」ではない
一方で、主婦やママとして家庭中心に過ごしてきた女性にとって、起業は単なる収入づくりだけではないことも多いと感じています。
もちろん、これは女性全員に当てはまる話ではありません。
男性でも、自分らしい働き方を求めて起業する人はいます。
女性でも、最初から大きく稼ぐことや事業拡大を目指す人もいます。
ただ、私がこれまで主婦ママ起業家の方々と関わってきて感じるのは、
「もっと稼ぎたい」の奥に、
「自分の人生をもう一度動かしたい」
「家族の中の役割だけで終わりたくない」
「私にもできると思いたい」
という願いがある方が多いということです。
- 家族を優先してきた。
- 子どもの予定に合わせて動いてきた。
- 夫の働き方や転勤に合わせて、仕事や暮らしを変えてきた。
- 自分のやりたいことを、いつも少し後回しにしてきた。
そんな中で、ふと
「私の人生、このままで終わりたくない」
と思う瞬間がある。
誰かのためだけではなく、
もう一度、自分の人生を自分で動かしてみたい。
その気持ちから始まる起業もあると思うのです。
実際に、私のサロンに来られる方の中にも、長く家庭を中心に過ごしてきたあとで、
「これからの人生の満足度を、もっと高めたい」
と話してくださる方がいます。
その言葉を聞いたとき、私は改めて思いました。
- 起業したい。
- ビジネスを学びたい。
- 収入を作りたい。
その言葉の奥には、単に「お金がほしい」だけではない願いがある。
もう一度、自分の人生を動かしてみたい。
誰かの役割だけではなく、自分として何かを始めたい。
家族を大切にしながらも、自分の可能性を諦めたくない。
そういう静かな願いがあるのだと思います。
「やりたいことは後でいい」が苦しくなる理由
起業塾やコンサルの中には、
「まずは稼げることをやりましょう」
「やりたいことは、売上が立ってからでいい」
という方針の場所もあります。
その考え方自体は、とても現実的です。
でも、主婦ママ起業家の中には、その言葉が苦しく響く人もいます。
なぜなら、その方にとって起業は、単に効率よくお金を得るための手段ではないからです。
- 自分の想いを仕事にしたい。
- これまでの経験を誰かの役に立てたい。
- 家族を大切にしながら、自分の挑戦も諦めたくない。
- 自分の人生の満足度を上げたい。
そう思って起業を考えている人にとって、
「やりたいことは後でいい」
「まずは売れることだけをやりなさい」
という言葉は、正論であっても、自分自身を置き去りにされるように感じることがあります。
もちろん、やりたいことだけでビジネスが成り立つとは限りません。
- でも、本人がなぜそれをやりたいのか。
- なぜ今、一歩踏み出そうとしているのか。
- どんな暮らしや働き方を望んでいるのか。
そこを見ずに、ただ売れる形だけに当てはめてしまうと、起業したいと思った本当の理由が置き去りになってしまいます。
我慢するためなら、起業じゃなくてもいい。
少なくとも私は、そう思っています。
会社員やパートを否定しているのではありません。
安定した働き方には、その良さがあります。
でも、わざわざ不安も責任もある起業という道を選ぶのなら、
そこには「自分の人生を自分で選びたい」という願いがあっていい。
収益を作ることも大切。
でも、想いを置き去りにしないことも大切。
その両方を見ていくことが、主婦ママ起業家にとってはとても重要だと感じています。
正しいことを言われても苦しい学びの場がある
起業塾やコンサルで言われることが、必ずしも間違っているわけではありません。
むしろ、言っていることは正しい。
視点も鋭い。
実績もある。
だから学んでいる人も多い。
でも、それでも苦しくなることがあります。
それは、言葉の奥に「相手を見ている感覚」がないときです。
- 人前で必要以上に否定される。
- できていない部分だけを指摘される。
- その人の背景や、そこに至るまでの葛藤を見てもらえない。
- 正しさを浴びているはずなのに、自分の力が戻ってこない。
そんな環境では、安心して挑戦することが難しくなります。
起業は、最初から完璧にできるものではありません。
- 言葉にするのも怖い。
- 商品を出すのも怖い。
- 発信するのも怖い。
お金を受け取ることに抵抗がある人もいます。
だからこそ、学びの場には、厳しさだけではなく安心感も必要です。
もちろん、耳障りのいいことだけを言っていても、人は変わりません。
必要なときには、厳しいことを伝える場面もあります。
でも、厳しく伝えることと、相手の尊厳を削ることは違います。
正しいことを言うことと、相手を下に見ることも違います。
教える側に立つ人ほど、目の前の人の背景を見る必要がある。
私はそう思っています。
私自身も、かつては正しさを強く出しすぎていた
こうしたことを考えるとき、私は昔の自分のことも思い出します。
コンサルを始めたばかりの頃の私は、もっと強かったと思います。
グループの場でも、かなり厳しく言っていたし、
相手のためだと思って、遠慮なく踏み込んでいた。
実際、それがクレームにつながったこともあります。
でも当時の私は、
「嫌な人は離れればいい」
「残る人だけが残ればいい」
そんなふうに思っていたところがありました。
今思うと、かなり尖っていたし、
一言で言えば、調子に乗っていたのだと思います。
当時は、ママが自宅で起業する流れもありました。
オンライン化も一気に進みました。
時代の流れに乗せてもらった部分も大きかった。
もちろん、努力していなかったわけではありません。
本気でやっていたし、
お客様に結果を出してほしかったし、
自分自身もあのフェーズに行きたかった。
だから、あの頃の自分を全部否定したいわけではありません。
あの勢いがあったから進めたこともある。
あの強さがあったから作れたものもある。
でも同時に、あの頃の私を見て、静かに離れていった人もいたと思います。
言っていることは正しくても、言われ方が苦しかった人。
結果を出すためだとわかっていても、人として見てもらえていないと感じた人。
私の言葉で、自信をなくした人もいたかもしれない。
今なら、それがわかります。
だからこそ私は、正しさだけで人を動かすのではなく、その人が何を大切にしたいのかを見ながら関わっていきたいと思っています。
起業塾やコンサルは「良い・悪い」より、自分に合うかが大切
起業塾や起業コンサルには、それぞれ役割があります。
- 短期間で売上を作ることに特化した環境。
- 高単価商品を作ることに強い環境。
- SNS集客に強い環境。
- 仕組み化に強い環境。
- 内面や価値観の整理を大切にする環境。
どれが正しい、どれが間違いという話ではありません。
大切なのは、今の自分が何を求めているかです。
- とにかく早く売上を作りたいのか。
- やりたいことをビジネスとして形にしたいのか。
- 家族との時間を大切にしながら働きたいのか。
- 自分の人生の満足度を高めたいのか。
- 今あるサービスを整えて、長く続けられる形にしたいのか。
ここを曖昧にしたまま、実績や勢いだけで学びの場を選ぶと、入ったあとに苦しくなることがあります。
稼ぐことに集中したい時期なら、そういう環境を選べばいい。
でも、家族との時間や、自分の想い、これからの人生の満足度も大切にしたいなら、そこまで見てくれる環境を選んだ方がいい。
どちらが正しいかではなく、今の自分に合う場所を選ぶこと。
それが、主婦ママ起業家にとってはとても大切だと思います。
主婦ママ起業家が起業塾を選ぶときに見たい5つのポイント
では、主婦ママ起業家が起業塾や起業コンサルを選ぶとき、どんな視点で見ればいいのでしょうか。
私が大切だと思うポイントは、次の5つです。
1. 実績だけでなく、受講生への関わり方を見る
売上実績や成果事例は大切です。
でも、それ以上に見たいのは、その講師が受講生にどんな言葉をかけているかです。
- できていないことを指摘するだけなのか。
- その人の背景や現在地も見ているのか。
- 人前で必要以上に否定していないか。
- 質問しやすい空気があるか。
学びの場は、ノウハウを受け取る場所であると同時に、自分の可能性を広げていく場所です。
その場所にいることで自分の力が戻ってくるかどうかは、とても大切です。
2. 「稼ぐこと」と「自分の想い」のバランスが合うかを見る
稼ぐことに強くフォーカスした環境が合う人もいます。
でも、自分の想いや暮らし方も大切にしたい人にとっては、売上だけを優先する環境が苦しくなることもあります。
起業に何を求めているのか。
- 売上なのか。
- 働き方なのか。
- 自己実現なのか。
- 家族との時間なのか。
- これからの人生の満足度なのか。
自分の目的を整理したうえで、その環境が大切にしている価値観と合うかを見ることが大切です。
3. 自分を責める時間が増えないかを見る
学びの場に入ったあと、
「私がダメだからできない」
「もっと頑張らなきゃ」
「やりたいことを言っている場合じゃない」
と、自分を責める時間ばかり増えるなら、一度立ち止まってもいいと思います。
もちろん、成長には負荷も必要です。
でも、常に自分を否定しながら進む必要はありません。
起業は長く続けていくものです。
短期的に追い込まれて成果が出たとしても、その働き方や考え方を続けられないなら、自分に合っているとは言えないかもしれません。
4. 質問や相談がしやすい雰囲気があるかを見る
起業初期は、わからないことばかりです。
- 何を商品にすればいいのか。
- 誰に届ければいいのか。
- 発信で何を書けばいいのか。
- 価格をどう決めればいいのか。
- 自分の方向性はこれでいいのか。
そうした迷いを安心して出せる場かどうかは、とても大切です。
質問したときに、ただ正解を返されるだけではなく、
「なぜそう思ったのか」
「どこで迷っているのか」
「本当は何を大切にしたいのか」
まで一緒に見てくれる環境は、長く続くビジネスづくりに向いています。
5. その人の言葉を浴び続けたいと思えるかを見る
これは感覚的なことですが、とても大切です。
- その人の発信を見て、前向きな力が戻ってくるか。
- その人の言葉に触れて、自分の可能性を感じられるか。
- 厳しいことを言われても、人として見てもらえている感覚があるか。
逆に、発信を見るたびに苦しくなる。
誰かを見下しているように感じる。
正しいけれど、心が萎縮する。
そう感じるなら、その違和感は無視しなくていいと思います。
起業塾やコンサル選びでは、条件や実績だけでなく、
「この人の言葉を浴び続けたいか」
という視点も大切です。
合わない起業塾から距離を置くことは、逃げではない
もし、すでに入った起業塾やコンサルが合わないと感じているなら、まずは自分を責めすぎないでください。
- 高額な投資をしたのに活用できていない。
- 成果を出している人もいるのに、自分だけ苦しい。
- 先生が言っていることは正しいのに、なぜか受け取れない。
そう感じると、自分が甘いのではないかと思ってしまうかもしれません。
でも、合わない環境があるのは自然なことです。
- 同じ言葉でも、受け取れるタイミングがあります。
- 同じノウハウでも、合う人と合わない人がいます。
- 同じ講師でも、その人の関わり方が力になる人もいれば、苦しくなる人もいます。
だから、距離を置くことは必ずしも逃げではありません。
もちろん、何でもすぐにやめればいいという話ではありません。
- 自分が受け身になっていなかったか。
- 質問や相談をちゃんとできていたか。
- 言われたことを行動に移していたか。
そこを振り返ることも大切です。
でも、それでも苦しいなら、
「ここは今の私に合わなかった」
と受け止めてもいい。
学びの場は、自分を責め続けるためにあるのではありません。
自分の可能性を取り戻し、前に進むためにあるものです。
まとめ|起業塾選びで大切なのは、今の自分に合う環境を選ぶこと
起業塾や起業コンサルを選ぶとき、実績や売上だけを見ると、入ったあとに苦しくなることがあります。
もちろん、稼ぐことは大切です。
起業する以上、収益を作ることは必要です。
売れる形を作ることも、現実を見ることも大切です。
でも、主婦ママ起業家にとっての起業は、稼ぐことだけではない場合もあります。
- 家族を大切にしながら、自分の可能性も諦めたくない。
- これまで後回しにしてきた自分の人生を、もう一度動かしたい。
- 自分の想いや経験を、誰かの役に立てたい。
- 人生の満足度をもっと高めたい。
そういう願いから始まる起業もあります。
だからこそ、起業塾やコンサルは、良い・悪いではなく、合う・合わないで見ていいと思うのです。
- 稼ぐことに集中したいなら、稼ぐことに強い環境を選ぶ。
- 想いや働き方も大切にしたいなら、そこまで見てくれる環境を選ぶ。
- 自分の現在地を整理しながら進みたいなら、対話を大切にしている環境を選ぶ。
大切なのは、誰かにとっての正解ではなく、今の自分に合う場所を選ぶことです。
Preshineでは、ただ売上を作ることだけではなく、家族との時間、自分の想い、これまでの経験、これからの人生の満足度まで大切にしながら、続けられるビジネスの形を一緒に整えています。
起業塾やコンサル選びに迷っている方、
今の学び方に違和感がある方、
自分に合う働き方やビジネスの形を見つけたい方は、一度ご相談ください。
あなたが大切にしたいものを置き去りにせず、ビジネスとして形にしていく方法を一緒に考えていきましょう。
FAQ
起業塾は実績で選んではいけませんか?
実績は大切な判断材料です。ただし、実績だけで選ぶと、入ったあとに関わり方や価値観が合わず苦しくなることがあります。実績に加えて、講師の言葉の使い方、受講生への関わり方、自分が安心して挑戦できる環境かどうかも見ることが大切です。
主婦やママが起業塾を選ぶときに大切なことは何ですか?
自分が起業に何を求めているのかを整理することです。早く売上を作りたいのか、自分の想いを仕事にしたいのか、家族との時間も大切にしたいのかによって、合う環境は変わります。良い・悪いではなく、今の自分に合う場所を選ぶことが大切です。
稼ぐことに特化した起業塾は合わないのでしょうか?
合う人もいます。短期間で売上を作りたい方や、まずは収益化に集中したい方には、稼ぐことに特化した環境が力になることもあります。ただし、起業に自己実現や人生の満足度を求めている方にとっては、売上だけを優先する環境が苦しく感じる場合もあります。
起業塾が合わないと感じたらどうすればいいですか?
まずは、自分が受け身になっていなかったか、質問や相談をしていたか、行動に移していたかを振り返ることが大切です。そのうえで、それでも苦しい場合は、今の自分に合わない環境だったと受け止めてもいいと思います。距離を置くことは、必ずしも逃げではありません。
起業でやりたいことを優先してもいいのでしょうか?
やりたいことだけでビジネスが成り立つとは限りませんが、やりたいことを完全に置き去りにする必要もありません。大切なのは、自分の想いを相手に届く形へ整えることです。売れる形と、自分が大切にしたい想いの両方を見ていくことが、長く続くビジネスにつながります。