
今思うと、私は他人の評価の中で生きていた人生だったと思うんです。幼少期は親に褒められたい。認められたい。その延長で、学校の先生や周りの大人に認められることを優先していたような気がします。
特に会社員になってからは、会社で頑張った分、評価されますよね。私は販売員でしたから、個人の実績が売上で評価されることもありました。接客業がやりがいだと感じている私。お客様に真摯に向き合った結果が評価される。天職だと思っていました。
ですが、対お客様はそうでも、会社の中ではうまく動くことができなかった私です。
エリアマネージャーとして中間管理職になってからは、上の人の評価を気にしながら生きていた人生。部下の皆さんとの信頼関係が全く築けませんでした。
10年以上の月日を経て、あの時の自分を客観視でき、反省し、上の人ばかり見ていたなって思うのですが、当時はそんなこと思えないんですよね。マウントの取り合いな日々にうんざりしつつ、一番その世界にどっぷりハマっていたのが私だったと思うのです。
起業塾で出会った、夢を笑わない温かい世界
そんな私でしたから、専業主婦になっても、起業の世界に入っても、他人の目を気にする人生を生きていたように思うのです。ですが、最初に入った起業塾でそんな私に衝撃が走りました。
一つ前の記事でお話ししたように、なんとなく起業していた私がビジネスに本気を出し、Webデザインをメインの仕事としてフリーランスの道を歩み始めました。ハンドメイドも趣味の延長でレッスンをしてはいたんですけど、徐々にお客様が増え、自宅にたくさんの人が来ることにちょっと違和感を感じていたんですね。
そこで、起業して2年目に、青山一丁目にシェアオフィスを借りました。
フリースペースをお借りして、Webデザインの講座をしたりもしてましたね。
んで、このシェアオフィスが開催されている異業種交流会で、女性経営者の方と出会いました。
ビジネスとしてちゃんと進めていくのに、誰に相談したら良いかわからない。
そうお話ししたら、ご紹介されたのが男性のコンサルタントさんでした。
対面を中心としたコンサルティングサービスでしたが、思い切って飛び込んでみると。。

私以外、男性の方ばかり!!(黒ずくめなのが私です) だけど、この環境がとても良かったんですね。
初めての高額投資!50万投資して、この世界に飛び込んだんだから、気にしている場合ではない。
そう思って、私がやりたいことや分からないことをどんどん質問させていただきました。こんなこと聞いて良いのかな。。なんて思うこともあったんだけど、でも初回の対面グルコンでそんな気持ちがなくなったんです。
私の発言を全て受け入れてくれる環境に感動した
こちらの起業塾の皆様が、イチ専業主婦の拙い話、まとまりのない話を笑顔で頷きながら聞いてくださるんです。こんな話しても良いんだ。そう思ったら私も安心して、どんどん発言ができるようになりました。
グルコン終わって、駅まで皆さんと帰る中でも、「お子さん育てながらよく頑張ってますね」って言ってくださって。心から感動しました。
と同時に、私ってどれだけ心の狭い、嫌な人間だったんだってことにも気付かされたんですね。
これまでも仕事仲間はどこかでライバルと思っていたり、起業しても起業家さんに対して敵対心を持っているというか、自分が自分が!という気持ちだったなと反省したんです。
経営者の方たちは、常にギブの精神があり、そしてどんな意見も受け入れる心の余裕があるなとこの時に強く感じました。
誰も馬鹿にせず、夢を応援し合う世界に触れたことで、自身の価値観が大きく変化しました
この時だけでなく、起業して8年経ったこの間にも幾度と価値観の変わる経験もしています。よくクライアントさんにもお話しするんですけども、私は起業の世界に入って、人としても成長できていると感じるんです。
正直、会社員時代は中間管理職としてうまくやれない自分、そしてどこから来るか分からない謎のプライドの塊で、もうガチガチでした。部下に対しても強く当たってしまい、私いつかパワハラで訴えられるかもしれない。。そんな怖さも正直あったのです。
そして、何よりそんな自分が自分でも大嫌いでした。
自分のことを嫌いな自分
そんな状態を数年も過ごしてしまったので、当然心身ともに疲弊し、特に心のバランスも崩れていましたね。
そんな私が、今心から自分のことを好きでいられている。これはこの世界のおかげです。
そして、私にとっては、この最初の起業塾の皆様との出会いが大きかったですね。後々、この起業塾には女性の方がいらっしゃることもわかり、そして、みなさんで夏休みに那須高原に旅行にもいったんです!
ご家族連れの方も多く、私も思い切って会社員の夫と当時2歳の娘を連れて行きました。
そして、またこれがビジネスの継続につながる時間でした。
会社員の夫が起業の世界を理解してくれるきっかけになった
1泊の那須高原の旅行で、夫にうちと同じように奥さんが起業して、ご主人が会社員というご夫婦と話す時間や、コンサルの先生と直接会って話す時間があったことで、今まで以上に私の仕事に理解を示してくれるようになりました。
コンサルの先生の話になっても、実際に会ってくれているから不安もないですし、頑張っておいで!って送り出してくれることも。
私もコンサルとして仕事をしていますが、数名のご主人にオンライン上でお会いしたことも実はあります..w
私が出ることで、少しでも安心してくれるならば、いくらでも登場させていただきます!という気持ちですね。実際我が家もそうでしたので、そういう経験はしっかり活かして行きたいですね。
皆さんは今どんな環境に身を置いていますか?オンラインでもオフラインでも、やっぱり心から信頼おける環境に身を置いて欲しいです。この後のジャーナルでもお話しして行きますが、やはり自分に蓋をして、何かを見ないふりをした状態で、ひとりビジネスはうまくいかないと私は思っていて、その上で環境ってとても大切なんですよね。
身を置いているその環境で、自分が出せていない状態では何も変われないかなと思います。実はそれに関しては数年前にとある講座を受けた時に私自身が感じたことでもあります。
投資したことを後悔するのではなくって、投資したその環境を自分がどう活用したいのか?ってことを明確にすることが大切ですし、投資した後で、活用方法がわからなくなったら、それは潔く手放すことも手だと思います。
私は2つの講座で計100万、手放しましたけど、それに関して後悔はしていないですね。ただ振り返ると、投資した理由がないものねだりだった。ってことかなと。またこれに関しても次なるジャーナルの「ない」目を向けていた時の話につながるかなと思いますので、そちらの記事もお読みくださいね。
最後までお読みください、ありがとうございました。