こんにちは。「売れない」を「売れる」に変えるWebスタイリスト™︎の有田絵梨です。私は今でこそ、Webコンサルタントとして活動していますが、実は起業してからの約3年間は、フリーランスのWebデザイナーとして仕事をしていました。
コンサルティングを始めたことで収入が上がったと思われがちですが、実はWebデザイナー時代にすでに月商100万円を達成しています。
今回は、私がフリーランスWebデザイナーとして、どのようにしてこのフェーズに到達できたのか、その5つの理由を皆さんにシェアしたいと思います。
1. Webデザイナーとしてのサービスの単価を上げていった
フリーランスのWebデザイナーとして起業した当初から、私は単価1万円以下のサービスは一切やりませんでした。
スタートは5万円のホームページ制作から。そこから、10万円、18万円、25万円と徐々に単価を上げていきました。最終的には、ウェブサイト全体の設計、デザイン、コーディング、さらには公開後の運用サポートまで含めたパッケージ案件を扱うようになり、一つで数十万円から百万円を超えることも珍しくありませんでした。
この単価アップは、売上を大きく伸ばすために不可欠な戦略でした。小規模な案件を数多くこなすのではなく、時間と労力を集中させることで、効率的に収益を上げていったのです。
2. ターゲットを「女性経営者」に絞った
以前は、自宅で教室を開いている女性や、これから小さなビジネスを始めたいと考えている女性を主なターゲットとしていました。しかし、事業を大きくするために日頃から必要な投資を行っている経営者の方々とお仕事をする機会が増え、自然とターゲットをシフトしていきました。
このターゲット変更が、結果として単価アップに直結しました。なぜなら、彼女たちはビジネスの成長のためなら、より価値のあるサービスに投資するからです。より専門的で高単価な案件を提案できるようになり、ビジネスが大きく加速していきました。
3. 「納品して終わり」から「活用サポート」へ
多くのWebデザイナーが、Webサイトを制作し、納品したらそこで仕事が終わります。しかし、私はここに付加価値をつけることにしました。SEOを学び、Webサイト納品後の「活用サポート」をサービスに加えたのです。
具体的には、納品時にSEOに強い構成を提案し、納品後もブログの書き方や更新のサポートを行うことで、お客様自身がWebサイトを「集客ツール」として活用できるようにしました。
4. デザインツールをWixからWordPressにシフト
Web制作を始めたばかりの頃は、初心者にも扱いやすいWixを使っていました。しかし、本格的なSEO対策を考えると、やはりWordPressが必要だと感じました。
WordPressは、お客様自身がブログやページを更新しやすく、SEO対策にも優れています。丁寧に教えればノンデザイナーでもブログを書き、Webサイトを自分で育てることができるようになります。
5. メインサービスを「Web集客導線」に設定した
これが最も重要なターニングポイントでした。私は、単なる「Webサイト制作」から、「Web集客のサポートをデザインで行う」というコンセプトにサービスを変えました。
具体的には、Webサイト制作だけでなく、予約システムとの連携、公式LINEやSNSアカウントの構築など、お客様のサービスへの集客導線全体をデザインするというサービスをメインに据えました。これにより、お客様の信頼をさらに獲得し、高単価かつ継続的な仕事に繋がりました。
【追記】今の時代に生き残るWebデザイナーになるには
これらの戦略は私が月商100万円を達成する上で不可欠でしたが、正直にお伝えします。今の時代、これだけでは生き残れません。
今や、多くのWebデザイナーが「集客サポート」や「ブランディング」という言葉をサービスに加えています。見た目は綺麗でおしゃれ、見栄えの良いサイトはできても、実際にそのサイトを訪れたユーザーが「買いたい!」と思うかどうかは別の話です。
デザイナーに必要なのは「セールススキル」
多くのデザイナーは、クライアントの要望を忠実に形にすることに終始しがちです。しかし、安定して仕事を獲得し、クライアントから選ばれ続けるには、「クライアントの先にいるお客様(ユーザー)まで見えているか?」に尽きます。
ユーザーまで見えているデザイナーは、単に言われた通りのものを作るだけではありません。クライアントの要望を鵜呑みにせず、しっかりと「提案」ができるからです。
「そのデザインでは、最終的にユーザーに響きません。なぜなら、ユーザーは〜という問題を抱えていて、それを解決するためには、こうした導線が必要です」
と、根拠をもって断言し、クライアントのビジネスを成功に導くための本質的な価値を提供します。これは、長年のセールス経験を通してエンドユーザーの心を掴むスキルを培ってきた、私自身の強みでもありました。
この価値を感じたクライアントは、もうあなたから離れることはありません。リピーターになり、さらには「良いデザイナーがいるよ」と、次の仕事を紹介してくれるようになります。
綺麗に見せるだけのデザイナーは、もう生き残れない
デザインスキルはもちろん重要です。しかし、それ以上に、サービス業としての接客スキル、そしてエンドユーザーに「刺さる」ためのセールススキルが、今のデザイナーには求められています。
私は、この本質的なビジネススキルを多くのデザイナーに身につけてほしいと考え、「Webスタイリング講座」を立ち上げました。
単に見た目を整えるだけではない、クライアントのビジネスを加速させる本物のスキルを身につけたい方は、ぜひ一緒に学びましょう。綺麗に見せるだけのデザイナーは、もう生き残れません。
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